2012年12月5日水曜日
よもぎの効能
よもぎの効能
よもぎは、温性で体を温める性質があり、体内で気を巡らす働きに優れています。
ストレスが多く、気が詰まったり滞ったりする方には特にお勧めです。
よもぎ団子や、よもぎのお餅を食べるのが良いですね。
先日、友人のお父様が、薬局を訪ねてくださったのですが、昔落下傘部隊におられたとのことで、当時、怪我をすると、よもぎをある種の土に練り込み、それをフキの葉っぱでくるんで湿布をすると、止血され、化膿をした者はいなかった・・・・ということをお聞きしました。
よもぎには、以下の働きがあります。
1,温経止血作用があるので、冷えて出血する者、不正出血等を止める
2,体を温め、痛みを軽減する
3,アレルギー反応を抑制
4,抗菌、抗ウイルス作用
5,喘息を治める
等
こういったことを、昔の方は経験的にわかっていたのですね!
薬局では、よもぎの葉・・・艾葉(もぐさ)による温灸や、お灸を行っています。
特に寒い季節には、肩こりや腰痛が起こりやすいので、体を温めるためにこのようなお手当てが欠かせません。
薬局内は、もぐさの煙で充満しているときが多く、これがインフルエンザや、アレルギーの予防効果があるんですね。
ストレスが多い方は、もぐさの香りで間違いなく癒されますので、是非薬局に足を運んでくださいね♪
2012年11月28日水曜日
養生の基本
養生の基本
よく噛むこと、食事を感謝の気持ちでいただくことは、養生の基本になります。
一口を噛めば噛むほど、唾液の恩恵を受けることが出来、胃腸に優しいばかりか、唾液の抗ガン作用、解毒作用を受けることが出来る。
そして、食べ物は、他の命をいただくことでもあり、その命がまた、自分の命を育んでくれる・・・感謝の気持ちでいただくと、体も心も養われます。
今日の体は、昨日までの食べ物で作られています。
化学的な人工食材ではなく、命のある食べ物を是非召し上がってくださいね!!!
以下に、熱心に養生されているお客様からのメ~ルを引用させていただきます。
皆様も、味わって読んでみてください!
・・・・今日のお昼は親子丼、味噌汁、漬物、サラダ。
普段仕事している時は、このくらいなら10分くらいでさらっと食べ終わって昼寝でもしようかってとこだけど、今日はよくかんで食べてみる。
春名さんにならい「あ、り、が、と、う、ご、ざ、い、ま、す。」と一文字ずつ頭で唱えながら食べる。
森田療法にならい「わたしはたべています」「わたしはかんでいます」と言い替えてみたりする。
最近とても忙しく、たくさん負担をかけてしまっていた胃に手を当てて「ごめんね、いつもありがとうね」と感謝する。
同時に、「わるいんだけど、もうしばらくだけ頼むよ」とお願いする。
一口ずつ、口いっぱいにほおばらず、少しずつ口にはこび、箸は一度置いて、口のなかが空っぽになるまで、箸は手に取らないことにする。
春名さんは100回噛んだというが…数えてはいないけど僕は50回くらいだったかな。
食べ終わるまでに約30分かかる。
20分すぎた頃から、身体がぽかぽかと温まってくる。
普段なにも考えずに、ただ早く食べることを考えていたが、なんか、感謝の念が頭に浮かんできてうれしくなってくる。
とてもいい感じだ。
この感じを、奥さんにも伝えてみようと思う。
2012年11月21日水曜日
流行病に気をつけて
流行病(はやりやまい)が出ています!
現在、マイコプラズマ肺炎、おたふく風邪、胃腸風邪等が流行しています。
マイコプラズマ肺炎は、昨年からピークを迎えており、これから冬場に向けてさらに増加することが予測されます。
おたふく風邪も今年は年間を通じて多い状況です。
そして11月に入り、一気に増えてきたのが胃腸風邪です。
感染症から身を守るのは、肺(喉の粘膜、気管支、肺の他皮膚、大腸も含む)の力です。
今年は、夏が暑くて長かったために、全ての人が陰(体を潤す体液、血液、免疫細胞)を消耗していると考えられます。
陰を消耗すると、感染症に打ち勝つための免疫細胞や、ホルモン、神経伝達物質、サイトカインなどもそのバランスを失調して、扶正力が弱まるので注意が必要です。
喉、気管支、肺、目、消化管、膀胱、性器等の粘膜はちゃんと潤っていて(陰が満たされている状態)、粘膜にでこぼこや炎症が無いことが大切!
1,夏に汗をかきすぎて、夏バテした方
2,熟睡出来ない状態が続いた方
3,現在、皮膚がザラザラと乾燥したり、髪の毛がパサパサしている、喉が乾燥しやすい、空咳がでやすい、
便秘の方
は要注意です。
陰を養うためには、次のことにきをつけてください!
1,夏に比べて活動のペースを8割に抑える
2,午後10じには就寝して、たっぷり睡眠をとる
3,サウナや激しい運動で汗をかかない
4,食べ過ぎを避けて、腹7分で解毒を助ける
5,魚介類、昆布類、根菜、茸類の鍋に、胡麻、枸杞子、百合根なども入れて
6,タンポポ茶(ショーキT1)による解毒と、通竅で粘膜の抵抗力を高める
2012年11月14日水曜日
柿の効用
知って得する!柿の効用です♪
今年は柿が小粒で甘味が強く美味しいですね。
柿は、寒性で体を冷やす働きがあり、特に、肺、大腸、心に作用してその部分の熱を冷まします。
中医学の言葉に天人相応というものがあり、人も自然界の一部であり、自然の原理と人間の原理は相応していることを示します。
このことから、柿が美味しく沢山実る年は、熱を冷まさなくてはならないような疾患が多いことが予測されます。
この予測どおり、今年の夏は暑さが長く厳しかったために、体の中に熱が籠もり、炎症を起こしやすい状態にある方が増えています。
さらに、空気が乾燥してきたことにより、咽頭痛やイガイガ感、空咳、咳嗽、血痰、口渇、口内炎、便秘などの症状がここのところ増えてきています。
柿は、肺と大腸を潤し、清熱する働きがあるので、これらの症状の方には救世主となる食材です。
このように、柿は体に熱が籠もった方に適した食材ですので、冷え性の方は多食なさらないでください。
冷え性の方が柿をどうしても召し上がりたい場合は、お日様が出ている昼食後に、2切れまでです。
空腹時や、夜に食べれば、胃を冷やして傷め、体の芯から冷えてゆきますし、熱性体質の方もカニと一緒に召し上がってはいけません。(腹痛と下痢が起こります)
その他の食べ合わせとして、柿とさつまいもを同時に摂ると、結石を作りやすいので注意が必要です。
もう一つの柿の作用に、利尿と解毒の働きがあります。
二日酔いの解毒には、酵素を含んだ熟し柿がお勧めです。
血圧が高い方も熟し柿がお勧め♪
さらに、今度は干し柿の効能ですが、干し柿の場合は天日に当てて、陽の力を引き込むので、柿の冷やす作用は弱まります。
干し柿は、肺を潤し、止血作用を持ち、しつこい痰を切ったり、咳を止める働きをもち、慢性の肺疾患の方の体力を増強します。
柿のヘタは、別にとっておき、しゃっくりが止まらないときに煎じます。
干し柿のヘタ5~10個をカップ4の水で半量になるまで煮詰めて、1回150CC程度を1日2~3回服用します。これで、ツライしゃっくり(タンニンが横隔膜の痙攣をとる)や、心臓の弱りからくる、手足のむくみを和らげてくれますよ。
2012年10月31日水曜日
痩せたい方の1週間
痩せたい方の1週間体質改善法
お腹周りが気になり、痩せたいのだけれど、甘い物は止められないし、食べることは大好き・・・だから漢方で何とかなりませんか?
という相談がとても多いのですが、このような方には、1週間の体質改善法をお話してから出直していただいています。(苦笑)
こういった方の多くが、すでにいろいろなダイエット法や漢方を試しては失敗するというケースを繰り返しておられるわけです。
私は、自分の仕事を商売だと思っていませんので、飲めば一時的に便や尿の排泄がよくなり、消耗してゆくだけのダイエットは決してお勧めいたしません。
痩せられないには、痩せられない原因があるわけで、実はいくつかのパターンがあります。
特に、中高年になって水を飲んでも太る・・・と自称しておられる方は、体が冷えて代謝が落ちている場合が多いです。
そして、食べ物の間違いもありますね・・・。体にとって良いものを入れるよりも、体に悪い物を入れない方が、はるかに内臓にかかる負担が減り、解毒が進み代謝の良い体になります。
1週間の体質改善法は、体に負担がかかるものを摂取せずに、正しい栄養を補給するという、超簡単なもので、その方法は
1,主食を玄米を中心とした雑穀、お好みで、黒米、小豆、鳩麦などをいれてもOK
2,具だくさんの汁物・・・高野豆腐、麩、切り干し大根、わかめ、豆腐、納豆、ネギ、里芋、蓮根、牛蒡、人参、こんにゃく、白菜、ごま等から数種類選んで、味付けは味噌、醤油、洋風、中華風、エスニックなどお好みで
3,お腹がどうしても空けば、りんごを食べる程度、飲み物は番茶
これを1週間、朝腹8分、昼腹8分、夜腹6分程度に、しっかりよく噛んで食べていただくのです。
このメニューは、6号食といって、体に必要なものを補う効果、脳を養いストレスを緩和する効果、解毒排泄を促進し、代謝力を立て直す効果があります。
この食事をすると、ストレスに強くなり、甘い物を欲することも自然とおさまってきます。
こうして体をリセットした上で、各々の体質に応じて漢方を処方してゆきます。
養生に勝る治療なし・・・と言いまして、好き放題しながら漢方を処方しても、お金も労力も無駄になります。
こちらでは、どの病気に対しても、真剣にそれに沿う養生をお伝えして参りますので、真剣勝負で治そう!という意欲のある方のみ、お越しいただいています。
2012年10月24日水曜日
腹腰温灸手当て・・・マス灸
腹腰温灸手当て法
朝晩、大変に冷え込むようになり、体調を崩す方が増えてきました。
現在、薬局に来られる急性病ベスト5は
1,喘息、咳、痰、鼻水、喉の痛み
2,下痢、便秘などお腹のトラブル
3,ギックリ腰、関節の痛み、むくみ、尿量が少ない
4,鬱症状、朝に清陽があがらない(朝起きても頭がスッキリせず元気がでない)
5,背中や肩が異常に凝る
で、寒痰(冷えた病理的な水分)が災いしているものばかりです。
夏の間に、冷たい水分を摂りすぎたり、素麺や冷麺、冷や奴、アイスクリーム、ビールなどを常食していた人は、胃腸が冷え切っており、体に溜まった痰湿(病理産物)が、急激な気温の低下により冷やされます。
つまり、冷却ジェルを体にまとっている状態を想像していただいたらよいです。
特に、胃腸が冷えると、肺も冷やされ、鼻水や痰が出現したり、正常なエネルギー産生ができず、気力がわかなかったり、元気が出ない状態になります。
大腸(下腹部)が冷えていますと、腸管の働きと運動が弱り、下痢や便秘を呈するようになり、風邪をひきやすくなるなど、免疫力に影響を及ぼします。
腰回りが冷えますと、筋肉が硬くなり、急なギックリ腰や背中の凝りと痛みが現れます・・・・これは食べ過ぎによる胃腸の疲れも原因になります。
すでにこのような体質になっている方に最も効果的なのは、お腹と腰の温灸です。
ビワ灸、こんにゃく湿布もよいですが、一番火力があり、広範囲に気持ちよく温まるのは、枡灸です。
箱型のマスに、ステンの金網がほどこされており、そこに掌大の粗もぐさをのせて火をつけます。
これをお腹に置くと、すっぽりとお腹が温まり、至福の心地よさです。
お腹が終わったら、腰の命門部分、余裕があれば、背中の督脈沿いに温陽します。
冷えている方は、毎日30分くらいずつ続けてください。
この手当てだけで、急性期の症状は消失しますヨ♪
マスが無い方は、お菓子を作るときにつかう、丸いふるいを2つ用意して、網と網を重ねてテープなどで固定し、代用できます。
もぐさの煙を嫌がる方がありますが、インフルエンザ等のウイルスを殺す力があるんですよ。
薬局内はいつも、もぐさの煙で除菌されており、私達は予防接種をしたことがないですが、インフルエンザで苦しんだことはないです。(笑)
2012年10月17日水曜日
楽しい輪ネ♪・・・生き方上手
毎日、薬局で病気のご相談を受けていますと、いかに皆さんがストレスを抱えて、それが原因で病気になっておられるか・・・ということに気づかされます。
生きている限り、いろいろなライフイベントや、人間関係の絡みがあり、ストレスを避けて通ることはできないのですが、ストレスの受け止め方と、逃し方で、随分と体への負担は変わってくるものです。
人は歳を重ねれば重ねるほど、体力も衰え、気の力も低下してきますので、若い頃に何でもないようなことであっても重く受け止めたり、不安が生じて次第に神経症的になってゆく傾向が見られます。
遺伝子のレベルから見ても、人の脳は悪い出来事やショックな出来事を鮮明に記憶し、良い出来事、嬉しいことなどは比較的早くに忘れてしまうようにできているようです。
これは、悪いこと、失敗したことなどを記憶し、それを繰りかえさぬようにするための、生きるためのしくみなのでしょうが、あまりにこれが強いと、生きていても辛くて面白みに欠ける毎日になってしまいます。
私は、嫌なことや、辛いこと、俗に言う失敗があったときも、それを成功への課程と捉えるようにしています。
そうすると、そういったことも、生きる原動力になりますし、なるべく深刻に考えずに、面白がるように努めています。
なかなか、そのように脳天気にはなれないかもしれませんが、これも訓練次第ですね。
そのひとつに、良いこと日記があります。
もう30年以上続けている、私の日記は、良いこと、楽しかったこと、面白かったこと、感動したこと、美味しかった食べ物・・・・など良いことのみを記載しており、辛いことを一切書いていません。
仮に辛い事象の日であっても、何かしらちょっとした感動・・・例えば、”今日も、トタンのあいさに、可愛いケロちゃん(カエル)が居座っていたので、おはようのご挨拶ができた・・・等
を見つけて、書くようにしてきました。
ど~しても、それも浮かばない日は・・・・今日は発想の転換に日!!!スイッチオン♪など
こうして続けていると、知らず知らずのうちに、いつも心は前向きに切り替わるようになってきました。
皆さんも、是非”良いとこ取り”をしてください。
人にご迷惑をかけるほど、わがままになったり、ホラを吹いたりしては、問題になりますが、そうならない程度に生きることを楽しんでいると、”あの人といると、楽しいし、ホッとするね!”と人が集まり、”楽しい輪”が出来上がってゆきますヨ♪
2012年10月10日水曜日
彼岸根が急場を救う
彼岸根が急場を救う
今年は暑さがいつまでも続いたせいか、彼岸花は今が盛り。
自宅の庭に彼岸花が咲くのは、皆様は忌み嫌うようですが、治療家には欠かせないもので、薬局の玄関に彼岸花を咲かせています。
彼岸花は涅槃に通じる花ですが、命の危険を伴う腹水、胸水を引かせたり、毒を降ろす作用があり、命を救う花でもあります。
お手当てには、彼岸花の根っこを使用しますが、猛毒アルカロイドなので、服用は厳禁です。
根っこをすり下ろし、唐ごま(ヒマシ油の種)を粉砕したものと併せて、パスター(貼り薬)を練ります。
皮膚についたり、すり下ろした揮発物質を吸っても、気分が悪くなりますので、必ず換気できる部屋で、ゴム手袋、ゴーグル、マスクなどを付けて調合します。
そして、食用のおろし金を使用せず、必ずお手当て用におろし金やボールを用意します。
出来上がったパスターをネルの生地などにのばして、足の裏に貼ります(半日ほど)と、経絡を通じて毒を下へ降ろす(尿、便、足底から組織液)働きがあり、根気よく行うことで、つらい腹水、胸水、そして痛みが緩和されてきます。
ただし、このお手当てをする前には、足湯、肝腎のビワ温灸などで、十分に下半身を温め、肝腎の解毒器官に血液を集めておくことがポイントになります。
毒をもって毒を制するこの手当ては、一般的にはあまり用いませんが、知っておかれると重宝いたしますよ。
2012年10月2日火曜日
気血を補う、牛肉の十全大補湯煮込み
気血を補う、牛肉の十全大補湯煮込み
昼と夜との寒暖の差が激しくなり、体力が低下している方は容易に風邪をひろいます。
ここ一番、気血をしっかり補い、免疫力を高めましょう。
夏痩せした方、現在疲れやすい方、慢性病で体力が低下している方、そして貧血の方にもお勧めの、メニューご紹介しますね♪
牛肉の十全大補湯煮込み
材料
十全大補湯 (人参、白朮、黄耆、茯苓、炙甘草、熟地黄、当帰、芍薬、センキュウ、肉桂)・・・20グラム
牛肉肩ロース 500グラム、玉ネギ大2個、人参2本、トマト中3個、プルーン15個程度、トマトジュース、赤ワイン、ガーリック、塩、胡椒、小麦粉、サラダ油
作り方
1,牛肉のスジを切り、一口大にして、塩胡椒、小麦粉をまぶす
2,フライパンにサラダ油を熱し、ガーリックで香りをつけ、牛肉を炒める
3,牛肉に火が通ったら、赤ワインとトマトジュース、プルーンを入れて煮込む
4,別の鍋に、十全大補湯を2パック(20グラム)入れ、お水を入れて、玉ネギと人参を一緒に煮込む
5,どちらも沸騰したらアクをすくい、30分ほど煮込む
6,トロトロに火が通ったら、二つを合わせ、さらに少しトロミがつくまで煮込む
7,最後に、塩胡椒で調味してできあがり・・・・スープとして食べても、ご飯にかけてもOK
今回は、玄米+雑穀+小豆を炊き込んだご飯に、合わせてみました。
一晩置くと、さらにコクが出て美味しいですよ♪
2012年9月26日水曜日
頭と心の為の養生
頭と心のための食養生
朝晩、ぐっと冷え込む日が出てきましたね。
昔から、女心と秋の空・・と言われるように、この季節は寒暖の差や気圧の変化がめまぐるしく、まるで女性の心のごとく揺れ動きます。
そしてまた、この時期に女性の心が不安定になりやすいのには、それなりの原因があります。
一言で言えば、夏の間の食事に問題があり、この時期は脳にセロトニンが不足しているためです。
セロトニンは、脳内神経伝達物質の一つで、落ち込んだ心を励ましたり、感情の爆発を抑えながら、心を穏やかにするという、大切な感情物質です。
セロトニンが不足すると、些細なことで気持ちが落ち込んだり、傷つきやすくなる、追い詰められる感覚、熟睡できない、やる気が起きない、頭に傘をかぶった感じで、スカッとクリアーでない・・・などの症状が現れます。
そして、鬱病や、認知症、拒食食、過食症などの摂食障害、パニック症、強迫神経症などの患者さんでは、極度なセロトニンレベルの低下が見られます。
セロトニンの総量は、女性よりも男性の方が52%も多く、女性に鬱病や摂食障害、心の不安定が起きやすいのもこの由縁です。
この大切なセロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから作られるのですが、夏の間にあっさりした冷や麦や素麺ばかり召し上がっておられた方は明らかにセロトニンレベルが低下しています。
トリプトファンは、しらす干し、かつお、たらこ、まぐろ、イカ、桜エビ、赤身の肉などの動物性タンパクに多く含まれ、植物性のものでは玄米、胚芽、大豆、ごま、落花生、高野豆腐などに多く含まれています。
心を安定化させるために、積極的にこれらの食品を補ってくださいね。
ぴょんのお勧めは、玄米に小豆や雑穀を混ぜて炊いたり、玄米おにぎりに、かつお、しらす、たらこ、桜エビ、ごまなどを混ぜ込むことです!
これと切り干し大根、高野豆腐のお味噌汁があれば、完璧健脳食ですヨッ♪
そして、心の不安定、頭の不透明感、認知症恐怖にお悩みの方は、究極の脳の栄養剤・・・新ノーゲン(1瓶300粒、13650円)を朝晩6粒づつ補給してください。
新ノーゲンは、セロトニンのダイレクトな原料になるほか、脳細胞のネットワークを強化、脳の血流改善等の効果があり、脳の健康を支えます。
頭痛持ち、肩こり、眩暈、耳鳴り等のある方にもお勧めです!
2012年9月19日水曜日
内傷発熱
内傷発熱
体がだるくてしんどいために、熱を測ってみたら、37度5分程度の微熱が、ここ1週間ほど続いている、という症状。
秋口に入ると、このような症状を訴える方が出てきます。
多くの方が、風邪かな?と思って風邪薬や熱冷ましを服用されるのですが、このような微熱には、熱冷ましが効かないばかりか、胃腸を傷めますます具合が悪くなることが多いです。
さてこの微熱の原因は、内傷発熱といって、気血陰精の消耗と臓腑機能の失調があるために熱が浮き出てきているもので、補うべきものを補い、体力が回復すれば自然に快方へ向かいます。
特に今年のように、暑さの期間が長いと、食欲の低下、あっさりしたものばかりを好み、栄養が偏ること、冷たい物や水分で、胃腸が傷つけられる、汗をかきすぎる、熟睡できない期間が長かった・・・・などの条件が重なり、気力と体液ともに消耗している方が目立ちます。
こんなときには、容易に感染症にも罹りやすくなるので、早めに養生なさってください。
漢方では
1,気虚発熱・・・疲れると発熱したり、朝から食欲がなく発熱し、舌が淡い 補中益気湯
2,血虚発熱・・・めまい、倦怠、息切れを伴い舌が細い 帰脾湯
3,陰虚発熱・・・午後~夜間発熱、寝汗、手足が火照る、不眠、舌が細く赤い 知柏地黄丸
などを用いてゆきますが、臨床では、これらの症状が複雑に合わさっていることが多いです。
養生薬膳としては、白米に、山芋、棗、百合根、栗、枸杞子などを炊き込んだ粥を、あっさりと塩味で召し上がっていただくと良いですね。
甘い物や油物、揚げ物、動物性の脂肪やタンパクは胃腸への負担が増しますので、状態がよくなるまでは控えてください。
2012年9月12日水曜日
歌声薬局
先日、初の試み・・・薬局内での養生ライブは、3入れ替えで計34人のお客様にお越し頂き、楽しんでいただくことができました。
ライブの後半は、お客様のリクエストにお応えし、生演奏にて懐かしのメロディーを歌っていただきました。
歌を歌うことは、脳の血流をとてもよくすることがわかっています。
途中、飛び入りのお客様に卒倒??されたりするハプニングはありましたが、何とか無事に終了!
えっ?ちゃんと仕事してる??って声が同業者から聞こえてきそうですが・・・・。
勿論、普段はまじめに漢方相談、メ~ル相談、養生講演、そして締め切りの原稿に追われてます。(苦笑)
でも、ヒマをみつけると、吹いたり踊ったりしてますね♪
実はこれには、意味があるんですよ!
つまり、場の空気を常に明るくしておかないと、病気の方のご相談にのれないのです。
あそこへ行けば、いつも気持ちよく話をきいてもらえる、元気になる、心がホッとする、明るくなる、希望が持てる、病気が治る気がしてきた・・・・という治る図式・・・これがとても大切。
病院帰りに、なかなかこういう気持ちになれないでしょ?
近所では、すでに歌声薬局と呼ばれてますが、これから研鑽を積んで、皆さんの心が温まる場を作ってゆきたいですね♪
2012年9月5日水曜日
腹水をとる絶品スープ
夏の疲れで、便や尿が出にくくなっている方が多いですね。
何で?と思われるかもしれませんが、夏に汗をかきすぎることにより、気と津液を消耗するわけです。
気の不足により、自分で排泄するエネルギーが不足すること+津液の不足による内熱があるため、水分を体に保持しようとする働きがあいまって、このような状態が起きてきます。
尿が出にくい、顔や手足がむくむ、腹水が溜まる、排便がスッキリ行かない方は、このスープを是非、お試しください。
♪冬瓜と筍のスープ♪
材料
冬瓜(利尿作用)4分の1
鶏の胸肉(補気作用)1枚
青ネギ(解表作用)1~2本
生姜(解表、利尿、鎮痛作用)1山
筍(化痰、排便作用)少々
作り方
1,冬瓜は皮をむき、身は一口大に切っておく
2,鶏の胸肉は、脂身を落とし、一口大に切る
3,青ネギはそのまま、生姜はざっくりスライスする、筍はうすく切る
4,鍋に1000CCほどの水を入れ、冬瓜の皮、胸肉、青ネギ、生姜、筍を20分ほど煎じる
5,アクをとり、スープをこして、冬瓜の身、煎じた筍、鶏を入れ、冬瓜が柔らかくなるまで煮る
6,塩少々で味付けして、このまま飲むのが良いが、お好みで醤油、胡椒等で味をつけてもOK
7,お椀にうつして、白ネギを散らす
鶏肉が食べられない方は、出汁だけでも十分です!
効能・・・鶏の補気力と、ネギ、生姜で肺気を通し、二便を押し出す処方
このスープ、ある患者さんのために作ってお届けしました。
お盆すぎから、急にお腹が張り始め、スッキリ排便しないばかりか、尿も一日10CCほどしか出ず、腹痛と食欲不振に悩まされておられました。
紫霊芝と補気健中湯にて、小康状態を保っておられましたが、全く食べられなくなったため、排泄力が鈍り、ラシックス(利尿剤)を服用しても排泄できない状態。
そこで、このスープを1回200CCづつ2度に渡って服用していただいたところ、堰をきったように尿が出始め、その後大量の排便があり、お腹が小さくなって元気回復したとのこと・・・まさに食は医なりですね♪
2012年8月28日火曜日
肺気を強める健康法
肺気を強める空瓶健康法
今年の夏は猛烈な暑さでしたが、お陰さんと夏バテもせず体調よく過ごせています。
この夏を乗り切れた勝因は、二つ・・・・フルート練習により、肺気が強められたことと、切り干し大根と玄米餅味噌汁を昼食に取り入れたことです。
今の時期、体がしんどくなっている方は、汗のかきすぎにより心気と肺気を消耗したためです。
肺は一身の気を主る・・・と言われ、元気よく活動したり、しゃべったりするのも肺気があってのことですし、肺気を消耗すると免疫力が低下し、風邪をはじめとする感染症に罹りやすくなったり、アレルギー症状を起こしたりしやすくなるので、気をつけてください。
巷では、肺気を高める方法として腹式呼吸やロングブレスが流行していますが、私のお勧めは吹いて音が出る楽器です。
曲を奏でると、肺気が高められるだけでなく、気の巡りもよくなり、ストレスやイライラに悩まされることが無くなりますヨ♪
薬局では、風邪をひきやすい方や花粉症、アレルギーのある方に、昔懐かしいリコーダーをお誘いしています。
楽器はちょっと敷居が高い方・・・ビール瓶などの空瓶をそっと吹いてみてください。
お腹から細く息を吹き込むと、ボッーという低くて深い音がしますよ♪
これを毎朝10回くらい吹くだけでも、肺が刺激されて、気が作られてきます・・・・トライしてみてくださいね。
2012年8月22日水曜日
夏の疲れを癒す養生 その2
夏の疲れを癒す養生 その2
この季節・・・・貧血、めまい、動悸、喘息、脳卒中、心臓発作が多発!!
1,夏を越えた体は、汗をかきすぎたことにより津液(体液)とミネラルを消耗しています
この時期は、津液とミネラルを補って夏バテを解消してゆきましょう
♪消耗が激しい方は、とにかく早く就寝することが大切・・・夜9時~10時には眠りましょう
♪はちみつレモン、もずく酢、八宝菜、酢豚など甘酢の料理はお勧めです
♪わかめ、ひじき、こんぶなどの海藻、きりぼし大根、牛蒡、高野豆腐、れんこんなどからミネラルを補給しましょう
2,暑さにより気が緩み、粘膜の抵抗力が落ちています
肺と大腸を養い、免疫力を回復させましょう
♪梅干しの種を舐めて唾液の分泌を盛んに!
♪梨、びわ、イチジク、ブドウなどのフルーツで津液を補いましょう
♪血虚の方は、れんこんをすりおろした絞り汁に塩又は醤油を少々入れて服用 (止血、養陰養肺)
♪雑穀を積極的に摂ろう! 豆(リジン、トリプトファンが摂れる)を入れた玄米ご飯は栄養万全
♪温冷シャワーや乾布摩擦で皮膚(肺気)を鍛える
♪腹式呼吸でリラックス
3,ツルツル、ゴクゴク食で脾胃が冷えて弱っています
胃腸を温めましょう
♪ビワ温灸で、肝腎脾のお手当て
♪野草罨法でお腹を温める
4,肩こり、不眠、やる気が起きない、うつ、めまい、気分が優れないのは、頭のオーバーヒート状態
頭の熱をとり、脳を養いましょう
♪野草枕で、除熱解毒
♪健脳食・・・豆製品、高野豆腐を活用
♪玉ネギの煎じ汁で、酸化疲れを除去
ーーーーーーーーーーー★保健室のお勧め★
1,しほよもぎ(8190円)・・・海水をそのまま吸い上げた薬草、体液バランスそのままのミネラル補給
2,生脈宝(6300円)、生脈紅景天(8610円)、瓊玉膏(6300円)等で肺腎の津液を養う
3,ビワ温熱療法器(75000円)、ショー式温灸器(9975円)
4,脳の循環と細胞ネットワークの改善に、脳の栄養、新ノーゲン(13650円)
2012年8月10日金曜日
処暑からの養生 夏の疲れを素早く癒す養生
夏の疲れを素早く癒す養生
処暑を迎え、朝晩少しづつ涼しくなって参りましたが、これからが夏の疲れが出やすい時期なので要注意です。
夏の間は、毎日かなりの汗をかいていますし、暑さによって熟睡できなかった方が多かったと思います。
大汗をかくことと、寝不足はどちらも津液の不足(体を潤わせる体液)を招きます。
一夏越した私達の体は、ちょうどリンゴなどが潤いを失い、シワシワになりかかっているような状態にあります。
すなわち、体が火照りやすく、乾燥気味で、ノドが乾いたり、イライラしやすかったり・・・・しっとりとしていないわけです。
津液が不足すると、血液も濃くなり粘ってきます。
初秋に脳卒中や心臓発作が増えてくるのはこのためです。
この時期、とにかく十分な睡眠・・・特に午後10時には床につくのを目標に体を休めてください。
そして、これから出てくる梨、ビワ、イチジク、ブドウなどのフルーツや豆腐料理、鶏ガラのスープなどで、不足した津液を補ってください。
また、お勧めの漢方は、生脈宝(6300円)、生脈紅景天(8610円)、瓊玉膏(6300円)などです。
とくに、お休み前に服用されるとよいですヨ♪
この季節のお勧めのツボは、照海、失眠などです。
どちらも津液(陰)を補い、安眠のツボ・・・・薬局に起こしの方には、金粒ツボシールを貼らせていただきますね♪
2012年8月8日水曜日
処暑までの養生 この時期に増えるこむら返り (足の痙攣)
この時期に増えるこむら返り
ここのところ、よく相談される症状が”こむら返り”・・・腓腹筋痙攣です。
特に、夜間~明け方に頻繁に足がつって困る・・・というお話をききます。
こむら返りにはいろいろな原因がありますが、この時期に多いのは、多量の発汗と、発汗に伴いミネラルを含まない水分(甘いジュースや水、お茶など)だけを補給し、電解質のバランスが失調したことによるものが、圧倒的に多いです。
腕などにかいた汗をペロッと舐めてみて、塩辛い場合は、水分だけでなく塩分の補給も忘れてはなりません。
タンポポ茶や、お番茶に梅干しを入れて召し上がってくださいね。
また、とくにカルシウムやマグネシウムが神経の興奮や筋肉の痙攣と関係しており、不足により痙攣やイライラが起こりやすくなります。
カルシウムが多い食材として、小魚、大豆、ごま、ひじき、京菜
マグネシウムが多い食材は、ナッツ、海藻、玄米、ごま、大豆、かぼちゃ、しらす、なまこ
などがあげられます。
甘いお菓子や、ファーストフード、インスタント食品、ジャンクフードなどは、ミネラルを含まないばかりか、代謝の段階で、ビタミンB1や各種ミネラルを消耗し、痙攣の原因を作りますので、海洋ミネラル・・・しほよもぎ(海水を吸い上げた薬草)で、効率よく主要ミネラルを補給されることをお勧めします。
長時間の立ち仕事、激しい運動、いきなりの運動による筋肉疲労もこむら返りの原因となります。
これは、持続的な筋緊張に伴う酸素と栄養の不足と、老廃物の蓄積による血行不良が起こるためです。
足を使いすぎた後は、タンポポ茶に少量のリンゴ酢などを加えて召し上がってください。
そして、ふくらはぎをよく温め、承山(ふくらはぎ中央のツボ)を中心にマッサージをすると、速やかに老廃物が解毒されてゆきます。
また、東洋医学的には血虚(血液の不足)が痙攣を招きます。
パソコンなどで目を使いすぎている方、デスクワークで頭や目を使いすぎたり、気をもむことも血液を消耗します。
特に女性は月経がありますので、十分すぎるほど血を補うことが大切!
色の黒い食べ物や、カラフルな野菜、イカ、タコなどをメニューに取り入れてくださいね。
夜間やプールに入っているときに足がつりやすいのは、骨盤のゆるみげ原因していることもあります。骨盤がゆるむと、持続的に足の筋肉が引き延ばされるため、反射がおきて部分的に筋肉が収縮します。
骨盤の緩みは簡単にチェックできます。
自然に体を横たえたときに、両足が逆ハの字(外向き)になっていると、骨盤は開いています。
足をハの字(内向き)にして、腹筋に力を入れ、15センチくらいの高さに上げると、骨盤が締まってくるので、やってみてください。
又、ふくらはぎの下に、バスタオルをロール状に巻いたものを置いて寝ると予防できますよ♪
2012年8月1日水曜日
立秋からの養生 血圧の下がりすぎに注意
血圧の下がりすぎに注意
毎日、強烈な暑さが続いていますが、皆様お元気でおられますか?
ここのところ、血圧の下がりすぎにより、体調を崩している方が多く見られます。
夏は、気温が高くなるために末梢の血管が拡張してしまい、頭痛、眩暈、ふらつき、気分が悪いなどの症状を起こしやすくなります。
特に、流れるほどの汗をかいたあとは要注意です。
そして、普段から病院で血圧のお薬を頂いている方は特に体調に注意をしてください。
本来であれば、季節や状況に於いて血圧の薬もコントロールしていただけるとよいのですが、日本では夏でも冬でも同じようにお薬が処方されていますし、何種類ものお薬が出ていて、本来の血圧より下がりすぎることで、頭がふらついたり、ぼっ~としたり、眩暈を起こしたりして、不具合を生じている方がとても多いのです。
本来、今の体の状態に合わせて血圧はコントロールされています。
例えば、どこか流れが悪いところがあったり、目詰まりが生じていれば、血圧をあげて血液を流さねばなりません。
それを必要以上に不自然に下げれば、血流不全を起こし、不具合を生じるのは目に見えています。
血圧が高すぎるのも低すぎるのも、不安定なのもそれなりの原因がありますので、それに気がついて養生に努めることが第一です。
現在降圧薬を飲んでおられる方で、下がりすぎて調子が悪い方は、遠慮をせず主治医に相談してみてください。
薬を減らしてもらったら、養生の仕方をアドバイスいたしますので、保健室までいらしてくださいね♪
2012年7月25日水曜日
立秋までの養生法 気血水の毒とは?
気の毒、血の毒、水の毒を解毒しましょう♪
東洋医学では、気の流れ、血の流れ、水の流れをとても大切にしています。
気は全身を巡るモーターの働きで、気がうまく巡ることにより血液も循環し、代謝も正常に働きます。
体を動かすすべての原動力は気の働きです。
血は文字通り、血液の流れと考えてよいと思います。
血液は、酸素と栄養を全身の細胞に届け、そこで生じた代謝産物(老廃物)を解毒器官に運びます
水は、体を巡る体液(リンパ液、消化液、涙液、鼻水など)をさします。
ホルモン、免疫、自律神経の働きにより、水の流れはコントロールされており、細胞で生じた燃えかす物質(老廃物)を解毒代謝して、体を浄化してゆくのも水の働きです。
私達が元気で体調よく過ごすためには、毎日体内で生じる、気の毒、血の毒、水の毒を解毒してゆかねばなりません。
1,気の毒とは、主にストレスにより生じた不快な感情です。
プレッシャーや、我慢しなくてはならないこと、不愉快なことがあると、そのような気持ちを引き起こす神経伝達物質が放出されます。
この神経伝達物質は猛毒で、沢山生じると肝を傷めます。
気の毒を早く解消するためには、喜び、楽しみ、感謝の気持ちを引き出せばよいので、起きた事象に対して、発想を転換すれば解決できます。
2,血の毒とは、食毒(食べ過ぎ、飲み過ぎ)です。
血糖値を一気に上げる食事、脂質の多い食事、粗悪なタンパク(加工食品)は、血液を汚しますので、少食を心がけるとともに、タンポポ茶で毎日の毒を解毒することをお勧めいたします。
3,水の毒は、運動不足や寝不足により生じます。
寝不足をすると、目に隈ができたり、体がむくみ疲れがとれません。
人の体は、熟睡している時間に解毒され生まれかわってゆきますので、寝不足をすれば、いくら良い栄養をとっても、体は楽にならないようにできています。
また、適度に体を動かすことにより、リンパ管が刺激され、体液循環が正常化し、解毒代謝れてゆきますので、座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢の方は、こまめにからだの一部を動かす工夫をしてゆきましょう。
2012年7月18日水曜日
大暑からの養生法 真夏の熱中症対策
真夏の熱中症対策
梅雨が明けて、本格的な夏の到来です。
熱帯夜が続き、寝苦しい毎日ですね。
早朝でも気温が高く、午前7時にすでに入道雲の子供を見て驚きました。
夏バテしないためには、適度に汗がかけることが重要なポイントになります。
汗は五臓のうちの心の液に属します。
したがって、汗がうまくかけないと心に熱が籠もり、体が熱っぽい、頭がクラクラする、胸が息苦しい、煩燥などの症状が現れやすくなります。
あなたの舌先が他の部分よりかなり赤ければ、心に熱が籠もっている可能性があります。
心の熱を冷ます特効薬は牛黄ですので、夏場は熱中症対策として常備しておかれるとよいでしょう。
熱中症は、”おかしい、気分が悪いな・・・”と感じたら、すぐに手当てをしないと、あっという間に足が前に出なくなり、炎天下で倒れかねませんので、いつも水分補給ドリンクと牛黄製剤、そして日傘や扇子、冷却剤などを持ち歩かれるとよいですね。
汗は逆にかきすぎても心が消耗して疲れます。
汗をかきすぎると、動悸、息切れ、煩燥、不眠、じっとしていられない、起き上がれないほど体がしんどい・・・等の症状が出てきます。
これは汗とともに、気も出て行ってしまい、やる気や元気を消耗するためです。
特に、寝汗をかいたり、暑くて熟睡できない夜が続くとこの傾向が激しくなります。
こういった方は、肺と心の気と液を補う生脈紅景天や、生脈宝を夏の間補ってください。
これでバッチリと夏バテを防ぐことができます。
また夏場の水分補給ドリンクとしては、適度な甘味、酸味、塩味を併せ持つものが速やかに疲れをとってくれます。
汗をかくと、大切なミネラルが流出して電解質のバランスが崩れますので、水だけ摂るのではなく、塩分を同時に摂ることが大切です。
また、甘味と酸味が合わさると、津液(体液)が生まれますし、酸味はクエン酸回路に入り、エネルギーを産生し、老廃物を速やかに取り去る働きがあるので、体力を素早く回復させることができます。
例えば、梅ジュース、紫蘇ジュース、蜂蜜レモン水、梅醤番茶、蜂蜜ゆず酢などどれもお勧めです。
沸騰したお湯に、天然塩少々と、蜂蜜を溶かし、冷めたらレモンを浮かべて冷やしておくと、冷蔵庫で3日ほどは持ちますので、是非作ってみてくださいね♪
ーーーーーーーーーーーー保健室のお勧めーーーーーーーーーーー
★牛黄カプセル 1箱2カプセル入り 1575円、1ケース24カプセル入り 18900円
★生脈紅景天 180錠 8610円
★生脈宝 60包 6300円
2012年7月11日水曜日
大暑までの養生法 高血圧にお勧めの万能玉ネギ漬け
高血圧の方にお勧め 万能玉ネギ漬け
玉ネギは活血作用(血液サラサラ効果)をもつ数少ない食材の一つです。
血圧が高い方や、交感神経緊張タイプの方、首や肩が凝る方などにお勧めの玉ネギマリネをご紹介いたします。
玉ネギ同様、酢にも優れた活血作用があり、マリネを作っておくと、毎日手軽に活血食材を取り入れることができますヨ♪
万能玉ネギ漬け
材料
玉ネギ(活血)・・・大2個くらい
パセリ又はバジル(芳香化湿)・・・お好みで少々
プルーン(養血)・・・10個程度
漬け汁・・・醤油+黒酢+黒砂糖+オリーブオイル+塩胡椒 (量はお好み)
作り方
1,玉ネギは薄くスライスして水にさらします
2,パセリ、バジル、プルーンなどは細かく刻んでおきます
3,水をきった玉ネギに、2をあわせて、瓶などに詰めます
4,瓶に漬け汁を注ぎ、密封
5,冷蔵庫で半月ほど寝かせると出来上がり
★順番に作って保存しておけば、メイン料理の付け合わせとして、いつでも楽しむことができますよ。
プルーンを入れることで、自然の甘味が増し、養血効果も高まりますので、貧血で血の流れが悪い方にもピッタリの薬膳です。
バジルやパセリなどを入れると、重たい湿を飛ばすこともでき、ぐっとイタリアンなテイストに!
2012年7月4日水曜日
老化予防の補腎ペースト
老化予防の補腎ペースト
蒸し暑くなり、食欲が低下する時期です。
あまり食べたくないから・・・といって、毎日冷や麦、素麺などばかり食べていると、夏バテの前に梅雨バテしてしまいます。
特に生理がある女性は、肝血と腎精を常に補わないと、疲れやすくなりますので、今日ご紹介する補腎ペーストをうまくご利用くださいね。
補腎ペーストの材料と作り方
材料
きなこ・・・脾胃と大腸に入り、胃腸機能を助ける
黒ごま・・・肝腎を補い養血する
落花生・・・肺と脾の気を補いながら養血する
クルミ・・・肺、腎、大腸に入り生命力と脳髄を養う
黒蜜・・・お腹を温め中気を補う、生理痛等の痛みにも有効
各々の分量についてはお好みでOKです
作り方
1,落花生の赤い薄皮に養血作用があるので、捨てずに使用します
2,落花生とクルミは細かく刻んで、黒ごまと合わせ、フライパンでから煎りする
3,から煎りすると、余分な脂質が飛び、消化も良くなる上に、香りが出ます
4,から煎りしたものと、きなこを合わせ、黒蜜を垂らして練ってゆく
5,ジャムの瓶などに保存します
♪ぴょんのお勧めは、ムソーの玄米切り餅を焼いて、補腎ペーストを絡めて食べるもの
これは、一気に元気が出ますよっ!
特に月経後の消耗や、目が疲れたとき、胃腸が弱って体がフラフラするときには、速攻力あります。
脾虚で太れない方、逆に代謝が悪く水を飲んでも太る方
お昼をこのお餅1個と、切り干し大根の味噌汁にしてみてください。
3日で体調が整ってきますよ♪
★ムソーの玄米切り餅、玄米よもぎ切り餅・・・8個入り各630円
とても美味しいですヨ♪・・・・薬局にて販売中
2012年6月27日水曜日
小暑からの養生法 梅干しで健康を保つ
梅干しで健康を保つ
梅雨に入り、湿気が多くスッキリしないお天気が続きます。
1食べ物が腐りやすい!2カビが生えやすい!3お部屋が湿気臭い!
この季節は、人の体にも同じ状態が起こります。
即ち
1食あたりしやすい!2夏の感染症に罹りやすい、3体に湿気が溜まりやすい
がこの季節の体に現れる反応(梅雨バテ)です。
梅雨バテをしないために、毎朝1個の梅干しを食べることをお勧めします。
梅醤番茶もよし、お味噌汁に入れてもよいです。
梅干しには以下のような優れた働きがありますよ♪
1,クエン酸をはじめとする有機酸は防腐、殺菌効果があり、水分で薄まりがちな胃酸の濃度をあげて消化を助けます。
食あたりの予防、食欲不振に効果があります。
2,クエン酸回路を活性化し、疲労物質が溜まった酸性化血液を浄化するため、疲労回復に優れた働きがあります。
特に、糖分の摂りすぎと、筋肉疲労、頭の使いすぎによる疲労を中和します。
3,肝機能を助け、腸の蠕動運動を良くして、老廃物や脂肪の排泄を高めるので、体がスッキリと解毒されてゆきます。
下痢や便秘、お腹の張りやゴロゴロに悩む方、頭がスッキリしない方にお勧めします。
4,腸内の悪玉菌の繁殖を抑える働き、マクロファージを強化させる働きがあり、感染に対する免疫力が高まります。
5,梅干しに含まれる安息香酸に、鎮痛作用、降圧作用があります。
6,カルシウムの吸収を高めます。
♪いかがでしたか?
様々な効能を持つ梅干しですが、食箋としていただきますので、質の良い梅干しを食べてください。
質の良い梅干しとは、天然塩で漬けた昔ながらの梅干しのことです。
これなら、血圧を上げる心配もありません。
スーパーでよくみかける、要冷蔵の梅干しはいけません。
重曹で、酸を中和し、化学調味料、食塩で旨みを味付けしてあるもの(酸っぱくなく食べやすい梅干し)は、効果がないばかりか、毎日続けて血圧が上がることもあります。
保存食である梅干しを何故、冷蔵しなければならないのか?
そういう疑問が持てる頭を養ってくださいね!
2012年6月20日水曜日
小暑までの養生法 気象と体調
まだ6月だというのに、季節はずれの台風が連続して日本列島を襲っています。
18日の台風4号通過の朝、”今日はこんなお天気やから、たぶんヒマやろうで、フエの練習でもしよめ~か?”とロバ先生と話しをしていたら・・・・。
ところがどっこい、目が回るくらい忙しい日の幕開けとなりました。
というのも、台風接近につれ、体調不良を訴える方が続出したためです。
訴えられる症状は、主に自律神経症状で、
1,今朝方から、強い眩暈とふらつきに襲われた
2,のぼせて、吐き気がして気持ちが悪い
3,息切れ、胸苦しい、動悸が激しく不安、胸が詰まった感じ
4,耳鳴りがして頭がジーンとするので、血圧を測ったら200近くあった
5,心臓が突き上げられるような鼓動を感じ、じっとしていられない
6,手足、関節が重だるく、どうにも身の置き所がない
7,喘息の発作が出て息苦しい
等々・・・。
直接薬局にやって来られる方、そしてメ~ル相談、電話もひっきりなしで、対応、対処法、漢方の発送等に追われ、昼食をとれたのは午後5時近くになってしまった。
そして、夕方からは、関東、甲信越地方のお客様からの問い合わせ。
そもそも、今日の朝から夕方までの気圧変化には驚くべきものが・・・。
ロバ地方気象台によると、午前10時に1016ミリヘクトパスカルを指していた気圧計が、午後6時には、984ミリヘクトパスカル・・・台風通過に伴い、わずか8時間の間で、32ヘクトパスカルの急激な気圧の低下が観測された。
皆様の体に不具合は生じませんでしたか?
そもそも、これらの症状を訴えられる方には特徴がありまして、
1,ガン治療、強い薬物治療、長い持病などで、体力を消耗している方
2,更年期に入り、肝血、腎陰が不足し、ホルモンバランスが乱れている方
3,ストレス、過労、寝不足、運動不足等の不養生がたたり、自律神経のバランスが崩れている方
要するにですね、体に不足がある方、不養生により邪が排泄されていない方に不具合が起こっているわけです。
私達の体で作られたエネルギーの7割は基礎代謝に使われ、その大半は、暑さ寒さ、気圧や湿度の変化等の環境の変化への適応に当てられています。
つまり、気象の変化に体がついていけないのは、基礎代謝が低下して、エネルギー産生(中医学的には気血精)が十分でないためです。
病気や、更年期、そして不養生がこれに当てはまるわけです。
普段から、養生されている薬局の常連さんは、体調不良を感じることなく、バッチリ元気でしたよ!!
長くなってしまいましたが、今回の台風通過により体調に何らかの不具合を感じた方は、以下の養生を心がけてください。
ーーーーーーー★★★気候に左右されない体を作る養生★★★ーーーーーーーーーーー
1,気血を補う食事を常日頃からきちんと摂る
2,コルマータQ10で、ミトコンドリアでのエネルギー産生を高める
2,更年期が近い方は子羊袋、Wリンクル、棗参宝等で肝腎を補いホルモンを整えておく
3,早寝早起き、腹八分、タンポポ茶の服用等で、いつも解毒が効いた体にしておく
4,ビワ灸器による耳の温灸で、補腎力を高め、左右の自律神経のバランスをとる
5,半身浴で汗をかける体にしておく
6,温冷浴、乾布摩擦等で自律神経の反応をよくしておく
7,じんわり汗をかく運動を心がける
2012年6月13日水曜日
夏至からの養生法・・・湿どき漢方
梅雨時の除湿漢方
これから1ヶ月ほど、ムシムシ、ジトジトの毎日が続きます。
体の中に湿毒が多い方は、排泄がうまくいかず、様々な不定愁訴を伴う時期です。
湿は溜まる場所により、違った症状が現れ、部位によって除湿漢方も変わってきます。
今日は、梅雨時の体を快適にする”湿どき漢方”をご紹介しましょう♪
ーーーーーーーーーーーー★★★湿どき漢方★★★ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,タンポポ茶(ショーキT1)・・・・除湿の王様
全身の細かい毛細血管の大掃除、肝腎要の臓器の毛細血管の血流改善
どんな状態の方にもお勧めできる、除湿茶です。
梅雨時の湿疹や、アレルギーには欠かせません。
2,升降丹・・・脾胃の湿毒をさばく
胃腸が弱り、消化管の水分がうまく代謝されないと、食欲不振、吐き気、胃の痞えなどが起こります。
又、胃腸を境に、上半身は熱症状(のぼせ、ほてり、口渇、動悸、耳鳴り、めまい、息切れ、熱感)
下半身は冷えの症状(手足が重だるい、むくむ、腰痛、尿がすっきりしない、軟便、下痢)
等の症状が現れます。
升降丹は、胃腸の働きを良くして湿毒を除き、上のぼせ、下冷え症状の改善とともに、気力の充実をはかります。
3,瓜桜実・・・胸脇部の湿毒をさばく
胸脇部に湿毒が停滞すると、胸や喉の痞え、息苦しさ、動悸、息切れ、不眠、不安、痰がゼロゼロ絡む、喘息発作、胸の痛み、月経前の胸の張りと痛み、背中の上部の痛みが起こります。
瓜桜実は、胸脇部の湿毒を除去し、上半身に現れた不快症状を改善します。
4,龍衣・・・肌肉~骨の湿毒をさばく
筋肉~骨の間に湿毒が停滞すると、神経痛、関節痛、リウマチ、五十肩、腰痛などの痛みの症状が現れます。
龍衣は、肌肉~骨の間を温め、酸素を送って痛み物質を流し去る働きをします。
むち打ち、梅雨時に古傷が痛むなど、梅雨場の痛みに欠かせません。
5,人参木・・・体表と消化管の湿毒をさばく
冷たい物の摂りすぎ、素麺や冷や麦、冷や奴、アイスクリームなどで胃腸が冷えると、吐き気、嘔吐、食欲不振、軟便、下痢等が起こります。
人参木は、いわゆる冷え腹症状と、夏の胃腸風邪の救世主!
小さなお子様や、食べ盛りの方が暮らす家庭では必需品です。
6,馬鞭草・・・少陽(体の中間部、体側面)の湿毒をさばく
ちょっと難しい概念ですが、いわゆる急な温度変化、気圧変化、湿度変化に自律神経がうまく対応できず、発熱したり、血圧が変動したり、風邪のような症状が出て、体調が狂うのを、うまく調整してくれるアイテムです。
寒気、熱感、夏風邪、急なめまい、のぼせ、高血圧にも対応できます。
★梅雨時に体調を崩すと、大変に長引きますので、持病や体調に合わせて、自宅に常備してください♪
2012年6月6日水曜日
夏至までの養生法・・・老化を防ぐ、ミトコンドリアの増やし方
ミトコンドリアの増やし方・・・老化を防ぐ
これから梅雨に入ると、とても体がだるく気力を失います。
若い頃はそれほどでもなかったのに、季節の変化に体がついてゆかなくなった・・・と感じる方
これは最も身近に感じられる老化の始まりです。
人のエネルギーの7割は基礎代謝(何もしないで生きているだけでも消費するカロリー)に使われており、その中で最も大きな比率を占めるのが、暑さ寒さ、湿気と乾燥、気圧の変化等の環境への適応に使われるエネルギーです。
つまり、季節の変化についていけなくなるということは、基礎代謝が低下しているのであり、その根本はエネルギーを産生させるミトコンドリアの数が減ってしまっていることに原因があります。
ミトコンドリアは、1つの細胞に100~3000個存在しますが、特に脳神経、心臓、背筋、太もも、ふくらはぎの筋肉に集中しています。
心臓を鍛えることは難しいですが、脳と筋肉を鍛えることで、ミトコンドリアを増やし、エネルギー産生を高めることができます。
ミトコンドリアを増やすためには、細胞の飢餓状態を作ることが大切で、空腹、少しきつい運動、寒さなどは、体に危機感を与えるため、ミトコンドリアを増やして、エネルギー産生を高めることがわかっています。
ーーーーーーーー★★ミトコンドリアを増やすラッキーセブン★★ーーーーーーーーー
1,常に姿勢を正すことを心がける
2,寒さを感じることが大切、過剰な冷暖房をしない
3,空腹を感じることが大切・・・お腹が鳴ってから食べる
4,糖分を控え、血糖値をあげない
5,早寝早起き&熟睡・・・午後11時前就寝~午前7時前起床
6,養生体操、シンデレラエクササイズの実践・・・筋トレ+ストレッチ+有酸素運動が交互に入り、強弱のある運動がポイント (教室開催中)
7,知的活動をする (文章を書く、絵を描く、楽器を演奏する、ステップを踏むなど、創作活動+手足指先を使う活動が効果的)
省エネ生活にも役立ち、元気な心と身体が手に入る・・・・まさに一夕三朝ですね♪
2012年5月30日水曜日
芒種からの養生法 夏の運気学
今年5月21日~7月21日の運気学を黄帝内経から紐解いてみますと
”寒気が広く行き渡り、雨も降り出す。夏になって暑くなるはずであるが逆に寒く、その為人々は外表に悪寒を発しながら体内が発熱し、でき物が出来たり、下痢をしたり、さらに心臓が悶えて熱が出、意識が朦朧となり、気が閉塞して苦しむなどの症状にかかる者が多くなり、治療が手遅れになると容易に死亡する”・・・・とあります。
先日の金環日食に象徴されるように、陽の象徴である太陽が、一時的とはいえ陰の象徴である月に、覆い隠され遮られる・・・のがこの夏の自然界の環境です。
最近の気候がまさしくこの通りで、季節外れの寒気が南下し、地表との温度差が40度以上開き、そのために積乱雲が生じて、激しい雨、霰、雹、竜巻、突風等を巻き起こしています。
一日の内でも気温変化、気圧変化、湿度変化等が激しく、私達の体も同様に揺さぶられています。
もう少し詳しく、私達の体を見て参りますと、昼間はかなり暑いために、冷たい水分を沢山摂ったりして、胃腸が冷えています。
体の熱を冷まそうとしているわけですが、夕刻から一気に西風に変わり、空気が冷えてきます。すると、体表が寒さのために閉じてしまい、汗、尿、便等の排泄が悪くなり、体に鬱熱が籠もります。
つまり、体の内部から、冷、熱、冷の三層構造になっており、このために気の巡りが妨げられ、体に様々な異変が起こりやすくなっています。具体的には、
1,季節外れの風邪に苦しみ、ノドの痛み、咳、肺炎等の多発
2,上半身に熱が籠もり、胸苦しい、動悸、息切れ、煩燥、耳鳴り、めまい、急な血圧の上昇、心臓の痛み、脳梗塞等の血管疾患が多発
3,不安でたまらない、鬱状態がひどく身の置き所がない等の精神の不安定
4,お腹がゴロゴロ、軟便、下痢、又は便秘、ガスが多い、吐き気と食欲不振が続くなどの胃腸病が例年になく多い
5,体がむくむ、だるい、朝起きると関節がこわばり痛む、節々の痛みや神経痛が激しい等も非常に多い
ーーーーーーーーー★この夏を乗り切る養生の仕方★ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,扶正力を十分に養う
*暴飲暴食をしない
*気血を作る食事 (穀物と一汁一菜で腹八分)
*インスタントや加工食品、白砂糖食品、酸化油脂で体を汚さない
*寝不足と過労は厳禁
2,気を巡らす
*こまめな散歩や体操で上下の気を巡らす
*合谷、太衝のツボ押し
*耳温灸で左右の気を巡らす
3,陰陽の失調を回復させる
*冷たいものを摂りすぎない
*半身浴で汗がかける体作り(熱を籠もらせない)
*今年は毛布や長袖をしまわないこと・・・衣服と布団で温度調節
*朝は大椎と神闕、足三里の温灸、寝る前は照海、三陰交、臨泣の温灸
2012年5月23日水曜日
芒種までの養生法 季節の解毒ごはん
旬の解毒ご飯
朝晩は冬、昼は真夏・・・今年の気候は本当に辛いものがあります。
穏やかな春を感じることがないまま、もうすぐ梅雨を迎えます。
梅雨時期は、外湿が高いために、自分の中の湿気が排泄されず、体が重だるくなりがちです。
体に余分な湿毒が溜まると、
1,気力がわかない、頭が重くスッキリしない、目が見にくい
2,痰がからむ、食欲がない、吐き気がする、軟便、下痢が続く
3,おりものが多い、膀胱炎に罹りやすい
4,足、腰、肩、関節が重く痛い
等の症状が現れますので、今の内にしっかり解毒をかけておきましょう♪
たけのこと切り干し大根のごはん
材料
玄米、たけのこ、切り干し大根、干し椎茸、油揚げ(油抜きを忘れずに)、人参、ごま油、醤油
1,玄米または白米を水加減セットする
2,1の中に切り干し大根と干し椎茸をそのまま入れる
3,千切りしたたけのこ、人参、油揚げをごま油で炒め、醤油で調味したものを1に入れる
4,再度、水加減、味加減をして、炊飯する
★玄米は解毒と共に、ミネラル、必要なタンパクも取り入れることができます
★切り干し大根と干し椎茸は、ミネラルの宝庫、体を温めて、老廃物と添加物や薬品を解毒
★たけのこは化痰作用に優れ、痰湿を取り除きます・・・コレステロールが高い、脂気が多い方、むくみやすい方にお勧め
★油揚げと人参で、滋陰養血します
♪甘味があってとても美味しいですよ
2012年5月16日水曜日
小満からの養生法・・・夏に向けてダイエットしたい方に
今年はいつまでも寒く、着る物に困ってしまいます。
例年なら、とっくに冬物をしまい、春の装いをしているのに、なかなか長袖がしまえませんね。
そうかと思うと、気温が30度近くになる日もあり、なんとも気違いじみた気候です。
しかしこれからの季節は、薄着になり、体型も気になりますね。
更年期まっただ中のぴょんは、お腹と腰回りが成長して、昨年のズボンがしんどい状況・・・・。(汗汗)
女性ホルモンが不足すると、脂肪の代謝力が落ちて、どんどん腰回りが大きくなります。
ここで気をつけないと、大変なことになりますし、そろそろダイエットにも理にかなう季節になってきましたので、ビューティーボディーを目指す方・・・・ぴょんと一緒に、健康ダイエットに挑戦しませんか?
ヘルシー&ビューティー痩身術 ぴょんの虎の巻
♪食事養生5つ
1,一日の食事の割合を、朝2,昼5,夜3に設定
★朝は半断食状態で、解毒が進んでいる時間ですので、梅醤番茶や味噌汁などの水分と少量のご飯、または アップテンクッキー2枚、あるいはお粥など、脾胃を温め消化に負担がかからない食事でスタート!
★昼は玄米のおにぎりや、野菜を入れた玄米チャーハン、とろろそばなど、エネルギーに変わりやすい食事!
★夜は、炭水化物を止めて、高野豆腐や野菜の煮物、たまには脂の少ないお肉、魚など血肉に変換させるための、タンパク質+野菜、海藻、きのこ類を、主食にしたりスープにしたりして摂る!
2,一日のトータルの食事で、炭水化物5,タンパク質2,野菜類3に設定
★これは歯の割合に合った食事で、消化酵素もこれに対応しており、脾胃に負担がかかりにくい割合です
3,1回の食事で、炭水化物とタンパク質とをなるべく同時に摂らない (どちらかを抑えて食べましょう)
★炭水化物とタンパク質は、消化する酵素がそれぞれに違うため、同時に摂ると消化に時間がかかり、脾胃に負担がかかりやすいです
未消化のタンパクは血液を汚しやすく、解毒代謝能力を落とし、余分なモノが蓄積されやすくなります
4,とにかくよく噛んで食べる
★唾液は天然の抗ガン剤ですし、消化を促しますので、たくさん出すことが大切!
5,大根人参おろしや、切り干し大根と干し椎茸のスープを飽きない程度にメニューに取り入れる
★どちらも、脂肪代謝を促しますので、お腹まわりの贅肉が気になる方に特にお勧めの食箋ですヨ!
♪運動とお手当て養生5つ
1,ウォーキング出来ない日、シンデレラエクササイズ又は、養生体操を取り入れましょう。
★どちらも畳1畳あれば手軽にできて、雨風に左右されず、自宅で無理なく続けられます。
シンデレラエクササイズは、曲に合わせて体を動かしますので、陽気になりますヨ!
養生体操は、音楽に合わせて体を動かすことが苦手な方にお勧め・・・どちらも筋力を鍛えながら、ストレッチする一石二鳥の体操です。
★荒崎地区センターにて、第2、第4の木曜(午前10時半~正午)に体操できますので、是非お越し下さいね!
2、足とお腹まわりに、ビワ温灸しましょう!
★冷え性が改善され、代謝力アップ!
3,タンポポ茶(ショーキT1)を1袋飲んで、半身浴!
★体内の毒をどんどん燃やして出してしまいましょう
4,早寝早起き・・・11時前には寝て、7時前には起きる
★この時間の睡眠の成長ホルモンの恩恵を受けて、脂肪代謝をアップさせましょう
5,理想ボディーのイメージをして就寝
★潜在意識に働きかけると効果大・・・若い頃の写真を貼ったり、着たい洋服を吊しておくのもグッド
ーーーーーーーーー★保健室のお勧めの新商品★ーーーーーーーーーー
白桃花・・・利水、活血、通便効果 (むくみ、お腹がスッキリしない方にお勧め、腸の大掃除) 1瓶8400円
半月~1ヶ月分
発送可能商品です。是非お試しください!
タンポポ茶、アップテンクッキー(玄米クッキー)も併せてどうぞ♪
例年なら、とっくに冬物をしまい、春の装いをしているのに、なかなか長袖がしまえませんね。
そうかと思うと、気温が30度近くになる日もあり、なんとも気違いじみた気候です。
しかしこれからの季節は、薄着になり、体型も気になりますね。
更年期まっただ中のぴょんは、お腹と腰回りが成長して、昨年のズボンがしんどい状況・・・・。(汗汗)
女性ホルモンが不足すると、脂肪の代謝力が落ちて、どんどん腰回りが大きくなります。
ここで気をつけないと、大変なことになりますし、そろそろダイエットにも理にかなう季節になってきましたので、ビューティーボディーを目指す方・・・・ぴょんと一緒に、健康ダイエットに挑戦しませんか?
ヘルシー&ビューティー痩身術 ぴょんの虎の巻
♪食事養生5つ
1,一日の食事の割合を、朝2,昼5,夜3に設定
★朝は半断食状態で、解毒が進んでいる時間ですので、梅醤番茶や味噌汁などの水分と少量のご飯、または アップテンクッキー2枚、あるいはお粥など、脾胃を温め消化に負担がかからない食事でスタート!
★昼は玄米のおにぎりや、野菜を入れた玄米チャーハン、とろろそばなど、エネルギーに変わりやすい食事!
★夜は、炭水化物を止めて、高野豆腐や野菜の煮物、たまには脂の少ないお肉、魚など血肉に変換させるための、タンパク質+野菜、海藻、きのこ類を、主食にしたりスープにしたりして摂る!
2,一日のトータルの食事で、炭水化物5,タンパク質2,野菜類3に設定
★これは歯の割合に合った食事で、消化酵素もこれに対応しており、脾胃に負担がかかりにくい割合です
3,1回の食事で、炭水化物とタンパク質とをなるべく同時に摂らない (どちらかを抑えて食べましょう)
★炭水化物とタンパク質は、消化する酵素がそれぞれに違うため、同時に摂ると消化に時間がかかり、脾胃に負担がかかりやすいです
未消化のタンパクは血液を汚しやすく、解毒代謝能力を落とし、余分なモノが蓄積されやすくなります
4,とにかくよく噛んで食べる
★唾液は天然の抗ガン剤ですし、消化を促しますので、たくさん出すことが大切!
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1,ウォーキング出来ない日、シンデレラエクササイズ又は、養生体操を取り入れましょう。
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★荒崎地区センターにて、第2、第4の木曜(午前10時半~正午)に体操できますので、是非お越し下さいね!
2、足とお腹まわりに、ビワ温灸しましょう!
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3,タンポポ茶(ショーキT1)を1袋飲んで、半身浴!
★体内の毒をどんどん燃やして出してしまいましょう
4,早寝早起き・・・11時前には寝て、7時前には起きる
★この時間の睡眠の成長ホルモンの恩恵を受けて、脂肪代謝をアップさせましょう
5,理想ボディーのイメージをして就寝
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小満からの養生法・・・夏に向けてダイエットしたい方に!
今年はいつまでも寒く、着る物に困ってしまいます。
例年なら、とっくに冬物をしまい、春の装いをしているのに、なかなか長袖がしまえませんね。
そうかと思うと、気温が30度近くになる日もあり、なんとも気違いじみた気候です。
しかしこれからの季節は、薄着になり、体型も気になりますね。
更年期まっただ中のぴょんは、お腹と腰回りが成長して、昨年のズボンがしんどい状況・・・・。(汗汗)
女性ホルモンが不足すると、脂肪の代謝力が落ちて、どんどん腰回りが大きくなります。
ここで気をつけないと、大変なことになりますし、そろそろダイエットにも理にかなう季節になってきましたので、ビューティーボディーを目指す方・・・・ぴょんと一緒に、健康ダイエットに挑戦しませんか?
ヘルシー&ビューティー痩身術 ぴょんの虎の巻
♪食事養生5つ
1,一日の食事の割合を、朝2,昼5,夜3に設定
★朝は半断食状態で、解毒が進んでいる時間ですので、梅醤番茶や味噌汁などの水分と少量のご飯、または アップテンクッキー2枚、あるいはお粥など、脾胃を温め消化に負担がかからない食事でスタート!
★昼は玄米のおにぎりや、野菜を入れた玄米チャーハン、とろろそばなど、エネルギーに変わりやすい食事!
★夜は、炭水化物を止めて、高野豆腐や野菜の煮物、たまには脂の少ないお肉、魚など血肉に変換させるための、タンパク質+野菜、海藻、きのこ類を、主食にしたりスープにしたりして摂る!
2,一日のトータルの食事で、炭水化物5,タンパク質2,野菜類3に設定
★これは歯の割合に合った食事で、消化酵素もこれに対応しており、脾胃に負担がかかりにくい割合です
3,1回の食事で、炭水化物とタンパク質とをなるべく同時に摂らない (どちらかを抑えて食べましょう)
★炭水化物とタンパク質は、消化する酵素がそれぞれに違うため、同時に摂ると消化に時間がかかり、脾胃に負担がかかりやすいです
未消化のタンパクは血液を汚しやすく、解毒代謝能力を落とし、余分なモノが蓄積されやすくなります
4,とにかくよく噛んで食べる
★唾液は天然の抗ガン剤ですし、消化を促しますので、たくさん出すことが大切!
5,大根人参おろしや、切り干し大根と干し椎茸のスープを飽きない程度にメニューに取り入れる
★どちらも、脂肪代謝を促しますので、お腹まわりの贅肉が気になる方に特にお勧めの食箋ですヨ!
♪運動とお手当て養生5つ
1,ウォーキング出来ない日、シンデレラエクササイズ又は、養生体操を取り入れましょう。
★どちらも畳1畳あれば手軽にできて、雨風に左右されず、自宅で無理なく続けられます。
シンデレラエクササイズは、曲に合わせて体を動かしますので、陽気になりますヨ!
養生体操は、音楽に合わせて体を動かすことが苦手な方にお勧め・・・どちらも筋力を鍛えながら、ストレッチする一石二鳥の体操です。
★荒崎地区センターにて、第2、第4の木曜(午前10時半~正午)に体操できますので、是非お越し下さいね!
2、足とお腹まわりに、ビワ温灸しましょう!
★冷え性が改善され、代謝力アップ!
3,タンポポ茶(ショーキT1)を1袋飲んで、半身浴!
★体内の毒をどんどん燃やして出してしまいましょう
4,早寝早起き・・・11時前には寝て、7時前には起きる
★この時間の睡眠の成長ホルモンの恩恵を受けて、脂肪代謝をアップさせましょう
5,理想ボディーのイメージをして就寝
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2012年5月9日水曜日
小満までの養生法・・・五月病(石橋を叩いても渡らない人生?)
五月の青葉が目映い季節になると、その気候の良さとは裏腹に、気分が急降下する人たちが増えてきます。
お天気がよく、みんなが楽しそうに活動しているのを見ていると、気が滅入ってしまうのだとか。
思うようにならない人生、好きなことが全くできていない、我慢したり辛抱したりしていることが多すぎる、自分ばかりがとても不幸だと思える・・・・。
こういった方々に、俗に言う五月病は出やすいです。
五月病に罹りやすい方々は、神経症的な性格を持っています。
その特徴とは
1,何事もきちんと完璧にこなさないと気が済まない
2,まじめでとても几帳面、臨機応変的な融通が利きにくい
3,失敗を極度に恐れたり、人からの評価がとても気になる
4,過ぎたことや、先のことまで気になり、身動きできない
5,あれもダメ、これもダメと、思考が消去法的になりがちで、こうすればできる、これなら少しいけそうだ・・・という希望的発想が浮かびにくい
6,成功した人の陰の努力をあまり見ようとしない、あるいは自分にはとてもそんな努力は無理とあきらめがち
7,プライドがかなり高く、成功したいが、あくせくしている姿を人に見せたくない
8,思い切った投資ができない
等々
このような性格パターンに陥っていると、脳は”ああでもない、こうでもない”と常にグルグルと考え、結局は答えが出ず、ものすごく疲れるんですよね・・・。
小さい頃に、四角四面に厳しく育てられ、失敗するととても叱られた・・・などの体験があると、このような性格パターンが出来上がってしまうのかもしれません。
まずは、人生は楽しまなきゃ損!くらいに思うことですね。
失敗は恥ずかしいことじゃないし、成功への足がかりです。
必死になって努力することは格好悪いのではなく、むしろ素敵です。
完璧な路線じゃなくても、まずは行けそうな路線に乗ってしまえば、いいじゃないですか?
動き出せば、景色も変わり、考えも変わってくることがある・・・そうすればまた、その時点で乗り換えればOK!
常に、今を生きてゆきましょうよ♪未来は今の連続ですから、今を努力すれば、必ず夢に近づいていくものです。
人生、色々な生き方がありますが、私個人は、”線香も焚かな、屁もこかず!”という無難で平穏な人生は嫌いです。
そういう人を見ると、”お~い、生きとるケェ~!”と言ってしまいますね(苦笑)
人間だから、喜怒哀楽あって当然だし、それが自然なのでは?
従って、私の人生って、失敗だらけですし、恥かきまくりですよ・・・でもうまくいったときの喜びは大きいですヨ♪
季節に四季があるように、感情にも七情(喜、怒、憂、悲、思、恐、驚)があります。
通常、これらは振り子のようにバランスをとっているのですが、プラス方向への欲求ばかりが強いと、この振り子がバランスを崩してしまうんですね。
失敗や嫌と思える出来事も自然のうちなので、当たり前として受け入れることで、とても自然体な楽な人生になりますヨ♪
★保健室からのお勧め♪
2012年5月2日水曜日
立夏からの養生法
気持ちとモノアミン系・・・元気物質枯渇状態とは?
目に青葉、萌葱色の若葉やさつきの花が綺麗な季節になりましたね。
皆様は心身ともにお元気でお過ごしですか?
この時期は、5月病、木の芽時病と言われるように、季節とは裏腹に心が安定しない時期でもあります。
春先は、新しい生活が始まり、環境の変化に対応しようとして、知らないうちに頭を酷使しています。
頑張らねばならないこと、辛抱してついて行かねばならないこと、早く慣れなくてはならないこと、新しい人間関係への気遣いなど、ストレス要因がたくさんあります。
このような状態にあると、脳内では元気物質であるモノアミン系に神経伝達物質が使い果たされ、枯渇状態になります。
それでは、主なモノアミン系神経伝達物質の枯渇症状を具体的にあげてみましょう。
5-HT(セロトニン)の不足・・・不安と緊張が過敏となり、イライラしやすい、焦燥感が出てくる、眠れない
NE(ノルエピネフィリン)の不足・・・意欲の低下、無気力、趣味をやる気がしない
DA(ドーパミン)の不足・・・快楽、食欲、性欲の低下、楽しみ気持ちが全くおきない
いつも張り詰めた状態で仕事をしていたり、答が出ない問題に対して延々と考え続けている人は、危険信号ですよ♪
また、神経と免疫、ホルモンにはネットワークがあり、お互いが支え合っているため、大病をして免疫を損なった方、インフルエンザなどで高熱を出した後、更年期のホルモン変化なども、元気物質の枯渇の原因になります。
NEやDAは、チロシン(納豆の表面や、タケノコの白い粒などに多い)から作られたり、必須アミノ酸のフェニルアラニン(牛乳、肉、卵など動物性食品に多い)からチロシンに変換されて作られる経路があります。
また、5-HTは、必須アミノ酸のトリプトファン(牛乳、肉、卵などの動物性タンパク、納豆に多い)が原料になりますので、動物性タンパクを極端に控えている方や、ガンの養生中などで控えざるをえない方に、元気物質枯渇状態が見られることもあります。
♪こんなとき、保健室でお勧めしている食品に、新ノーゲン又は、百越パワーがあります。
★新ノーゲンには、神経の成長を促し、ネットワークを強化する働きのある、ヤマブシダケ
脳細胞への栄養素取り込み、老廃物の解毒を促進し、元気物質の出入りを向上させるホスファチジルセリン、
脳の血流量を増やすイチョウ葉エキス等が入っており、安心して服用できる、脳を養う栄養食品です。
上記の元気物質枯渇状態にある方には、まず新ノーゲンがお勧めです。
精神的緊張で血圧が上がる方や、パニック症の方にもお勧めです。
新ノーゲン・・・1ヶ月分(13650円)
★百越パワーには、NE、5-HTなどを増やすロゼアエキス、神経突起を養うフェルラ酸、脳の酸化を防ぐカンカエキスと発酵黒ニンニク、脳細胞と筋肉を養う大豆ペプチド、クレアチンなどが処方されており、ご年配の方や運動不足により筋力が低下している方の脳症状(物忘れ、頭がスッキリしない、うつ、アルツハイマー等)に適しています。
足腰の筋力と脳の働きには密着な関連性があり、運動不足で足腰が萎えると、若くても脳細胞の活性が失われ、頭が黄昏れてしまいますよ!
ご年配の方には新ノーゲンとの併用がお勧めです。
百越パワー・・・1ヶ月分(18900円)
2012年4月25日水曜日
立夏までの養生法 肝の季節ですね
気温の変化が一日10度以上あると、本当に体はついていかないです。
朝晩寒いのに、日中は真夏日・・・体調を崩す方が目立ってきました。
春は木の芽が伸びるがごとく、上へ上へと成長してゆきます。
私達の気も上に昇りやすくなります。
気を上に昇らせるのは、肝の働きで、それによって気力が充実して活動できるのですが、それが過ぎれば上半身に熱が集まり、のぼせ、火照り、耳鳴り、頭痛、めまい、イライラ、怒りっぽいなどの症状が出やすくなります。
また、肝の気が上がらなければ、気力がわかず抑鬱気分になったり、動くのが億劫になってしまいます。
肝気は昇りすぎても、少なすぎてもダメなんですね。
このどちらの症状にも良い養生が、肝血、肝陰を補うことです。
陰というのは、重たい物で、体を潤す物・・・体液とか血液とかが陰に含まれます。
それに対し、陽は活動的なもの・・・やる気とか元気は、陽気が充実しているから起こり、普段は陰がそれをコントロールしています。
人は歳とともに、陰が不足してきますよね?
歳をとると、シワになったり、カサカサしてくる現象がそうです。
そうなると、陽気をコントロールできなくなってしまいます。
つまり、ヤカンに多くの水が入っていれば、どんどん火をたいてもなかなか沸騰しませんが、水が少なければすぐに沸騰し蒸発してしまいます。
春はコンロに火がついた状態と同じですので、肝陰が不足するとすぐに沸騰が起こり、めまいやユラユラ、フワフワ、のぼせなどが出てしまいます。
この季節、不調がある方は血になる食べ物をしっかりと摂りましょう。
そして、頑張りすぎて気を発散しすぎている方は、肝気虚になる恐れがありますので、甘酢の料理で陰を養い、収斂して、モレを防ぐことが大切です。
2012年4月18日水曜日
穀雨からの養生法
春の不定愁訴とカキ
先日、甥の結婚式で広島に訪れた際、宮島まで足を伸ばしました。
カキとアナゴは宮島の名産とのことで、海のいたるところにカキイカダがしつらえてありました。
リニューアルして、見応えのある宮島水族館(みやじマリン)を初めて見学し、驚いたのはカキイカダの展示でした。
イカダの下のロープは約9メートルの長さで、それにお行儀よくカキが植え付けて?ありました。
カキの赤ちゃんは、生まれるとまもなく住処を探し、”ここに決めた!”と居場所を見つけると、一生をそこで暮らすそうです。
そして、海水の中の色々な物をいっぱい食べて、大きくなると自分が雄になるか雌になるかを決定するそうです。
栄養状態が良いと、雌になるそうですヨ♪
そうして、産卵と放精が行われ、新しい命が誕生するのですね。
厳島神社への参道で、炭火焼きの焼きガキをいただきました・・・口いっぱいに拡がるジューシーな旨みは最高でした!
カキの旬は桜の花が散るまで・・・と言われるのでそろそろ終わりの時期です。
これから産卵と放精が始まると、身が細り味が落ちる上、中毒も起こしやすいそうです。
しかし、それは真牡蠣において言えることで、夏ガキとして有名な岩ガキは、これからがシーズンだそうです。
美味しいカキは、薬用にもとても優れたものです。
体の陰を補い、春先に多いのぼせ、火照り、耳鳴り、動悸、精神不安定などの不定愁訴を取り除きます。
春の薬膳にもってこいのカキですが、これらの作用は、カキの殻にあるので、カキ殻を煎じてその汁を飲むとよいのです。
一方、身の方には血行を良くしたり、女性の月経を整える働き、美肌、肝機能を助ける働き等があります。
ただし、胃腸の弱い方や、高血圧の方、痔のある方は食べ過ぎないこととされています。
カキを使った簡単で美味しいレシピをご紹介しましょうーーーーカキとシメジの白ワイン蒸し
1,フライパンにオリーブ油をしき、みじん切りにしたにんにくを炒めます
2,香りが出たら、カキとシメジを入れ、軽く塩、胡椒し、白ワインをふりかけて蒸します
3,好みでパセリ、醤油、バターを少量落としていただいたり、ゆずぽん、レモンなどでいただいても美味しいです♪
2012年4月5日木曜日
穀雨までの養生法
もう4月だというのに、今朝の気温は2度・・・・なんと寒いのでしょう。
桜もこごえて未だに固くつぼんでいる様子です。
例年ですと、春物のパステルカラーの洋服を着て、ウキウキとしている頃なのに、私はまだ真冬のような格好をしています。
ここのところ多いのが、急に血圧が上がったり、眩暈や動悸が激しくなって不安になる症状。
そして同時に下半身は空虚で、足腰に力が入らずいわゆる”腰抜け”症状が目立ちます。
この状態がひどくなりと、人事不省となり、いわゆる中風で倒れて命を亡くすこともあります。
現に、この1~3月は、例年になく葬儀屋さんが忙しいとのことです。
通常であれば、春は穏やかで温かく、人の肝気もすくすくと伸びて活動的になり、汗をかいて適度に発散してゆくのですが、今年のように、温度が20度近くに上がったと思いきや、急激に2度近くまで冷える・・・これは体にとって大変な負担がかかります。
つまり、陽気が発散しかかっているのに、冷えてそれが抑えられ、上半身に熱がこもり、下半身は異常に冷える・・・・これはお天気と全く同じで、温かい空気と冷たい空気がぶつかり合うと、前線ができて低気圧が発生し、雷がなったり嵐が起きますよね?
体の中で、このような状態が起きていると思っていただければよいです。
前線ができているのは、上半身と下半身の分かれ目のお腹の部分ですので、そこがパンパンに張ってゴロゴロと雷が鳴り、正しい気の巡りを塞いでいるわけです。
この体の嵐を起こさないために、次の養生をお勧めします。
1,あれもこれもやろうと考えず、楽しんでできる範囲で満足する
2,遅くとも11時には就寝し、遅くとも7時には起きる、そして決まった時間に食事をする
2,天に向かって大きく背伸び、地に向かってシコを踏む、下半身を動かさずに、上半身のみ左右に捻る
3,腰浴、半身浴で、足心と肝腎を温める
4,耳の温灸で、上下、左右、表裏(自律神経のバランス)を整える
5,切り干し大根とネギの入った温かいお蕎麦を食べ、食後に柑橘類を食べる
7,朝はタンポポ茶で解毒を促進、昼は発酵紅参で気血を巡らせ、夜はWリンクルで肝腎を補う
2012年3月27日火曜日
清明からの養生法
昨日は、急患センターに当直していました。
3月も終わりというのに、インフルエンザのAありBあり、胃腸風邪ありで、おまけに麻疹、おたふく、水疱瘡も流行しているようで、大忙しの一日でした。
急患センターは、暖房された密室であるために、体力と免疫力が弱っていれば、大変に感染しやすい状況であるため、私はタンポポ茶(ショーキT1)を飲みまくって仕事をしていました。
勿論解毒を促進するためです。
胃腸風邪で下痢をしているお子さんのお母様に
”今日、下痢止めが出ているのですが、ウイルスを出さなくてはいけないのに、無理矢理下痢止めで止めていいのですか?”
と質問され、私は本当に困りました。
このお母様が言われるように、下痢や嘔吐は、体の解毒反応であるために、ある程度出てしまった方が、実際早くよくなります。
普段、自分の薬局では、解毒を促進しながら、体も補う漢方薬をお出しするのですが、ここでは考え方が全く違うために、私は余分な服薬指導を一切しないことにしています。
今の時期に、感染する方は、食べ過ぎや胃腸の冷えで、解毒機能が弱っている方が殆どです。
無理矢理食べ過ぎず、しばらくは消化の良いお粥等で、胃腸に負担をかけないことと、しっかりと睡眠をとることが何より大切ですね♪
2012年3月21日水曜日
清明までの養生法 春の体のだるさ
ここのところ、花粉や黄砂がかなりとんでいますね。
涙目、鼻水ぐしゅぐしゅ、ノドが痒い・・・などの症状は典型的なアレルギーの症状ですが、体が何となくだるい、熱っぽい、眠くてたまらない、手足が重だるいなどの症状も、これに関連した症状です。
春先は、花粉や黄砂など色々なものが飛びはじめるのが一つの要因です。
最近の花粉や黄砂には、空気中の化学物質も付着しており、これらが体の中に侵入してくると、体にとっては異物であるため、免疫反応が起きます。
免疫反応が起きている間は、効率よく作業を進めるために、宿主さんの活動は抑えておく必要があるために、体はだるくなったり、眠くなったりするわけです。
もう一つは、温かくなると山の雪が溶けてくるように、体に溜まった老廃物も溶けて動き始めます。
このとき、毛穴が開いていて、汗をかける状態であると、排便と排尿も盛んになり、溶け出した汚れが順調よく排泄されるのですが、毛穴が閉じていて毒素の出口が塞がってしまうと、溶け出した老廃物の行き場がなくなり、体がだるい、痛い、重い・・・などの症状を起こしやすくなります。
したがって、この季節は体をある程度動かして軽く汗をかくこと・・・ストレッチや半身浴でもOK
そして、胃腸に負担をかけない食事(油物、甘いもの、動物性のタンパクの摂りすぎを避ける)が大切です。
胃腸の負担が少なくなれば、その分エネルギーを解毒に回すことができますし、運動や半身浴で解毒の穴を拡げておけば、効率よく老廃物が排泄されます。
そして何より、睡眠時間をたっぷりとって、体を休めることです。
これらの養生がなされていれば、本格的なアレルギーに進展する心配はまずありません。
2012年3月13日火曜日
春分からの養生法
呼吸器に取り込んだ放射線の排泄法
先日、免疫学の安保徹先生がお話されたのですが、人がミトコンドリアでエネルギー産生してゆくためには、放射線が必要であり、ミトコンドリアでのエネルギー産生系が低下したガン患者さんは、日本で言うと玉川温泉などの放射性の強い温泉に湯治に行く理由を解いておられました。
現在の福島の放射線量は、玉川温泉に比べて低いもので、何十年か後になれば、他の地区に比べてガン患者さんが圧倒的に少ないのではないか・・・?
とのお話がありました。・・・・ご参考までに
体内に一度取り込んだものを排泄するには、3つのルートがあります。
一つは消化管を通り、便として出て行く経路
一つは尿からの排泄
そしてもう一つは、呼吸と皮膚呼吸からの汗をしての排泄
です。
★肝腎の機能を高める腰浴
★解毒を高める、ショーキT1プラス(たんぽぽ茶)、しほよもぎ、天然塩、味噌汁、繊維食品を積極的に摂る
★塩水うがい
★体を動かして、汗をかくこと
★ヨガ、気功、ストレッチ等で心肺機能を強化する
などがあげられます。
私個人の意見としては、リコーダーを吹くのはとても良いですよ。
10分もリコーダーを吹くと、驚く量の水滴がリコーダーに溜まります。
それだけ排泄されているわけです。
リコーダーは肺気を沢山使い、気も巡らしますので、非常に心肺機能が丈夫になります。
お手当ての老師・・・京都の市川加代子先生からいただいた、
”化学物質の害から身体を守る対策”をご参考ください。
1,プラスチック容器に入ったものを、電子レンジで加熱しない
2,食品添加物、加工食品を口にしない
3,解毒の働くものを積極的に摂る・・・玄米食、玄心、味噌汁、ひじき豆、高野豆腐、野草料理、ショーキT1,しほよもぎなど力強い漢方食品
4,油の害から身を守る対策として、食箋・・・大根人参おろし、干し大根干し椎茸スープなどを活用
5,甲状腺の働きをよくする、首の運動、首の温冷罨法
6,ヨガ、気功、経絡養生体操など穏やかで体全体の機能を高める運動を日常的にする
7,鼻呼吸に努め、外出後はうがいなどで洗浄する
8,ゆったりとした腹式呼吸を起床時と就寝前に行い、自律神経を調整する
9,運動や呼吸法(リコーダーなど)などにより、汗をかき、新陳代謝をよくする
10,食べ過ぎず、飲み過ぎず、少食に心がけて、よく噛んで吸収をよくする
11,肝腎の機能を高める腰浴~半身浴で汗をかく
12,流行飛語や危険な情報に振り回されず、体の機能を助け、感謝して暮らす
2012年3月9日金曜日
春分までの養生法
おから茶
先日、便秘の薬膳の実習で、おから茶を作ってみました。
お味も豆味でとてもおいしく、驚きの効果がありましたヨ♪
作り方は簡単
1,おからをフライパンに入れてキツネ色になるまで、から煎り(ロースト)します・・・すごくいい香りがしてきたらOK(かなり時間がかかりますよ)
2,できたおからローストを小さじ2ほどマグカップに入れて、熱いお湯を注いでいただきます
♪おからは、便を作る元になる食物繊維を沢山含んでいて、脂肪分や毒素を抱き込んで排泄してくれる力があるので、コレステロールが高い方や糖尿の方にも嬉しいお茶です。
♪おからを焙煎することにより、胃の働きを活発化して消化液の分泌を促すため、健胃消食作用にも優れています。
♪おからに含まれるサポニンが、止血と活血に働き、血液の流れをよくしてくれたり、必要に応じて止血作用も発揮されるので、不正出血等が続いている方にもお勧めのお茶です。
2012年2月22日水曜日
雨水までの養生法 酢の効用
酢の効用
まだまだ寒さは厳しいのですが、日射しに春を感じますね。
ここ数年は太陽活動の影響か、冬でもかなり日射しがきついです。
特に午後からは、あまり長時間強い日光に当たっていると、頭痛や眩暈を起こすことさえあります。
強い光は目を刺激し、肝を傷めて頭痛、眩暈、耳鳴り等の原因になるので気をつけてください。
春先になると特に眩暈やふらつき、浮遊感を訴える方が増えてきますが、このような方は肝の疏泄作用を助ける酢を今からとっていただくとよいですね。
酢には次のようないくつかの働きがあります。
1,健胃消食作用・・・食積のある方、脂質代謝、糖代謝の悪い方に!
*糖が穏やかに吸収されて、血糖値の急な立ち上がりを防ぐ
*コレステロールを低下させる
*カルシウムや鉄の吸収を促進
2,活血作用・・・血圧が高い方、ストレス多く血が粘る方に!
*血管中膜の筋肉を和らげ、血管を拡張する
*血液の粘度を下げる
*米酢は微温性で血流促進し、体を温めます
3,解毒作用・・・痛み、肩こり、筋肉疲労、疲れ、だるさのある方に!
*クエン酸回路に入り、疲労物質の代謝を促進
*肉、魚などの解毒を促進
4,収斂作用・・・下痢や汗のかきすぎで消耗している方に
*下痢や汗による発散を止めます
ただし、持続効果がないので、毎日15ミリ程度を続けることが大切です。
酢は空腹で飲むと、胃腸を傷めやすいので、食後に服用ください。
胃腸が弱い方は、ハチミツ等と合わせて摂ってくださいね。
2012年2月15日水曜日
雨水からの養生法
私達の生活からはずせないものに、お茶があります。
食事のときのお茶は勿論、来客時にはまず、お茶でおもてなし・・・。
ちょっと一息・・”お茶しませんか?”
一日に何度もお茶タイムがありますね?
お茶は五臓に入り、私達の体のバランスを保ってくれる素晴らしい働きをもっています。
例えば
肝に入り・・・ほっと一息、気持ちを和らげる
心に入り・・・血流を良くする
脾に入り・・・消化を助ける
肺に入り・・・免疫力を高めて、風邪やインフルエンザを予防する
腎に入り・・・不安や緊張をとりのぞく、尿の出をよくして解毒力を高める
など、嬉しい効果がいっぱいですね。
それではもう少し詳しく、TPOに合ったお茶をご紹介しましょう!
1,食前には・・・ほうじ茶やお番茶がお勧めです。これらのお茶は、お腹を温めてこれから入ってくる食事を受け入れる準備をします。
発酵したお茶ですので、腸内の免疫も高まり、食物を血肉に変える働きも強化します。
貧血の方や、なかなか太れない方にお勧めです。
また、同じ食前でも、揚げ物や炒め物などアブラの多い料理の前には、プーアル茶をお飲みください。脂肪を溜めずに洗い流してくれる働きがありますよ。
2,食事中には・・・煎茶やウーロン茶がお勧めです。これらのお茶には消化を助ける働きが強いです。
3,食後には・・・緑茶がお勧めです。食後の解毒を強化し、胃熱をとります。
胃熱があると、食べても食べてもお腹が空き、ついつい食べ過ぎて食毒を溜めてしまいます。
4,朝一番のお茶は・・・もしもあなたが冷え性であったり、胃腸の働きが悪く疲れやすいなら、発酵紅参茶や梅醤番茶をお勧めします。
朝一番は胃腸が冷えており、その働きもよくないですから、胃腸を温めて元気をつけるお茶が大切なのです。
このような方は朝はこれらのお茶と、麩菓子(ふ~ちゃん)で十分です。
ふ~ちゃんは、ミネラルたっぷりの黒砂糖を、麩にコーティングしたお菓子で、岐阜県の名産品です。
消化吸収もよく、脳の働きを助けます。
またもしも、夕べは食べ過ぎて胃もたれ気味・・・であればタンポポ茶(ショーキT1)を飲んでください。
朝は解毒が高まる時間ですから、タンポポ茶のみにして、排便を促しましょう。
5,ストレスが溜まってイライラしたときは・・・コーヒーや紅茶よりも、緑茶やジャスミン茶をお勧めします。緑茶には、心熱をとり、焦り、不安、煩燥を和らげる働きがあります。
またジャスミン茶は、気の巡りをよくして、抑鬱気分を和らげます。
TPOに合ったお茶を選んで、毎日を楽しんでくださいね♪
食事のときのお茶は勿論、来客時にはまず、お茶でおもてなし・・・。
ちょっと一息・・”お茶しませんか?”
一日に何度もお茶タイムがありますね?
お茶は五臓に入り、私達の体のバランスを保ってくれる素晴らしい働きをもっています。
例えば
肝に入り・・・ほっと一息、気持ちを和らげる
心に入り・・・血流を良くする
脾に入り・・・消化を助ける
肺に入り・・・免疫力を高めて、風邪やインフルエンザを予防する
腎に入り・・・不安や緊張をとりのぞく、尿の出をよくして解毒力を高める
など、嬉しい効果がいっぱいですね。
それではもう少し詳しく、TPOに合ったお茶をご紹介しましょう!
1,食前には・・・ほうじ茶やお番茶がお勧めです。これらのお茶は、お腹を温めてこれから入ってくる食事を受け入れる準備をします。
発酵したお茶ですので、腸内の免疫も高まり、食物を血肉に変える働きも強化します。
貧血の方や、なかなか太れない方にお勧めです。
また、同じ食前でも、揚げ物や炒め物などアブラの多い料理の前には、プーアル茶をお飲みください。脂肪を溜めずに洗い流してくれる働きがありますよ。
2,食事中には・・・煎茶やウーロン茶がお勧めです。これらのお茶には消化を助ける働きが強いです。
3,食後には・・・緑茶がお勧めです。食後の解毒を強化し、胃熱をとります。
胃熱があると、食べても食べてもお腹が空き、ついつい食べ過ぎて食毒を溜めてしまいます。
4,朝一番のお茶は・・・もしもあなたが冷え性であったり、胃腸の働きが悪く疲れやすいなら、発酵紅参茶や梅醤番茶をお勧めします。
朝一番は胃腸が冷えており、その働きもよくないですから、胃腸を温めて元気をつけるお茶が大切なのです。
このような方は朝はこれらのお茶と、麩菓子(ふ~ちゃん)で十分です。
ふ~ちゃんは、ミネラルたっぷりの黒砂糖を、麩にコーティングしたお菓子で、岐阜県の名産品です。
消化吸収もよく、脳の働きを助けます。
またもしも、夕べは食べ過ぎて胃もたれ気味・・・であればタンポポ茶(ショーキT1)を飲んでください。
朝は解毒が高まる時間ですから、タンポポ茶のみにして、排便を促しましょう。
5,ストレスが溜まってイライラしたときは・・・コーヒーや紅茶よりも、緑茶やジャスミン茶をお勧めします。緑茶には、心熱をとり、焦り、不安、煩燥を和らげる働きがあります。
またジャスミン茶は、気の巡りをよくして、抑鬱気分を和らげます。
TPOに合ったお茶を選んで、毎日を楽しんでくださいね♪
2012年2月8日水曜日
雨水
この寒波が通り過ぎると、春も近いようです。
そろそろ花粉が心配な季節ですね。
本日は、花粉症の薬膳を考えてみました。
花粉症(アレルギー)の原因は肺脾腎の虚損がベースにあるので、体力を補いながら解表、清熱して、上半身の熱をとってゆくことが大切です。
皆様おなじみのタンポポ茶は、花粉をどんどん解毒しますので、今から飲んでおいてくださいね。
また、アレルギーや花粉症の方にお勧めしている通竅は、当に肺脾腎を補い、根本からアレルギーを改善する薬膳食品ですので、毎日少しでも服用ください。
♪豆腐の紫蘇巻きステーキ
1,豆腐は水気を切り、食べやすい大きさの棒状に切る
2,1に青じそをクルクル巻き付けて、片栗粉を軽くまぶす
3,フライパンにごま油を敷いて、2を焼き、おろしポン酢(大根おろし+黒酢+醤油・・・脾が弱い人は黒砂糖も少し入れる)でいただくと美味しいです。
紫蘇・・・肺気の流れを助けて、解表
豆腐・・・脾胃を助けながら、清熱解毒
大根・・・肺の除熱と化痰
♪菜の花の胡桃あえ
1,胡桃は荒く刻んでから煎りする
2,サッと茹でた菜の花に胡桃をあえてお醤油でいただきます
菜の花・・・苦味で上半身の熱を冷ます
胡桃・・・腎を補い、体質強化
簡単にできるメニューですので、是非食卓に取り入れてくださいね♪
そろそろ花粉が心配な季節ですね。
本日は、花粉症の薬膳を考えてみました。
花粉症(アレルギー)の原因は肺脾腎の虚損がベースにあるので、体力を補いながら解表、清熱して、上半身の熱をとってゆくことが大切です。
皆様おなじみのタンポポ茶は、花粉をどんどん解毒しますので、今から飲んでおいてくださいね。
また、アレルギーや花粉症の方にお勧めしている通竅は、当に肺脾腎を補い、根本からアレルギーを改善する薬膳食品ですので、毎日少しでも服用ください。
♪豆腐の紫蘇巻きステーキ
1,豆腐は水気を切り、食べやすい大きさの棒状に切る
2,1に青じそをクルクル巻き付けて、片栗粉を軽くまぶす
3,フライパンにごま油を敷いて、2を焼き、おろしポン酢(大根おろし+黒酢+醤油・・・脾が弱い人は黒砂糖も少し入れる)でいただくと美味しいです。
紫蘇・・・肺気の流れを助けて、解表
豆腐・・・脾胃を助けながら、清熱解毒
大根・・・肺の除熱と化痰
♪菜の花の胡桃あえ
1,胡桃は荒く刻んでから煎りする
2,サッと茹でた菜の花に胡桃をあえてお醤油でいただきます
菜の花・・・苦味で上半身の熱を冷ます
胡桃・・・腎を補い、体質強化
簡単にできるメニューですので、是非食卓に取り入れてくださいね♪
雨水までの養生法
この寒波が通り過ぎると、春も近いようです。
そろそろ花粉が心配な季節ですね。
本日は、花粉症の薬膳を考えてみました。
花粉症(アレルギー)の原因は肺脾腎の虚損がベースにあるので、体力を補いながら解表、清熱して、上半身の熱をとってゆくことが大切です。
皆様おなじみのタンポポ茶は、花粉をどんどん解毒しますので、今から飲んでおいてくださいね。
また、アレルギーや花粉症の方にお勧めしている通竅は、当に肺脾腎を補い、根本からアレルギーを改善する薬膳食品ですので、毎日少しでも服用ください。
♪豆腐の紫蘇巻きステーキ
1,豆腐は水気を切り、食べやすい大きさの棒状に切る
2,1に青じそをクルクル巻き付けて、片栗粉を軽くまぶす
3,フライパンにごま油を敷いて、2を焼き、おろしポン酢(大根おろし+黒酢+醤油・・・脾が弱い人は黒砂糖も少し入れる)でいただくと美味しいです。
紫蘇・・・肺気の流れを助けて、解表
豆腐・・・脾胃を助けながら、清熱解毒
大根・・・肺の除熱と化痰
♪菜の花の胡桃あえ
1,胡桃は荒く刻んでから煎りする
2,サッと茹でた菜の花に胡桃をあえてお醤油でいただきます
菜の花・・・苦味で上半身の熱を冷ます
胡桃・・・腎を補い、体質強化
簡単にできるメニューですので、是非食卓に取り入れてくださいね♪
そろそろ花粉が心配な季節ですね。
本日は、花粉症の薬膳を考えてみました。
花粉症(アレルギー)の原因は肺脾腎の虚損がベースにあるので、体力を補いながら解表、清熱して、上半身の熱をとってゆくことが大切です。
皆様おなじみのタンポポ茶は、花粉をどんどん解毒しますので、今から飲んでおいてくださいね。
また、アレルギーや花粉症の方にお勧めしている通竅は、当に肺脾腎を補い、根本からアレルギーを改善する薬膳食品ですので、毎日少しでも服用ください。
♪豆腐の紫蘇巻きステーキ
1,豆腐は水気を切り、食べやすい大きさの棒状に切る
2,1に青じそをクルクル巻き付けて、片栗粉を軽くまぶす
3,フライパンにごま油を敷いて、2を焼き、おろしポン酢(大根おろし+黒酢+醤油・・・脾が弱い人は黒砂糖も少し入れる)でいただくと美味しいです。
紫蘇・・・肺気の流れを助けて、解表
豆腐・・・脾胃を助けながら、清熱解毒
大根・・・肺の除熱と化痰
♪菜の花の胡桃あえ
1,胡桃は荒く刻んでから煎りする
2,サッと茹でた菜の花に胡桃をあえてお醤油でいただきます
菜の花・・・苦味で上半身の熱を冷ます
胡桃・・・腎を補い、体質強化
簡単にできるメニューですので、是非食卓に取り入れてくださいね♪
2012年2月1日水曜日
立春からの養生法
皆さんは、季節のお野菜を食べていますか?
同じ食物でも、季節によってその効用が変化するのはとても面白いです。
例えばネギを例にあげてみますと・・・。
一般的に、ネギといえば辛温解表類に属し、体を温めて発汗を促し、風邪を追い出したり、肺を強める働きを持ちます。
この辛温解表成分が最も多いのは、晩秋~冬にかけてのネギです。
この時期の白ネギの部分は、特に辛味が強く、風寒の邪を散じて解表し、体内では陽気を通じるので、腹痛や下痢にも有用とされます。
寒の内のネギは、霜や雪に当たり、甘味がとても増しますね。
すき焼きに最も適したネギは大寒の入り前後です。
甘味により、脾胃を補い、冬を乗り切る体力をつけてくれるのです。
立春を過ぎると、次第にネギは苦味を増してゆきます。
春先は、花粉症や扁桃炎、インフルエンザ等、体の上半身に熱が籠もることによる病気が増えるので、苦味のもので清熱する必要があります。
春にふきのとう、菜の花などの苦味野菜が増えてくるのも、このような理にかなった自然の働きなのですね。
皆さんもハウスものの野菜ではなく、季節の露地物野菜を召し上がって、体調を整えてくださいね。
同じ食物でも、季節によってその効用が変化するのはとても面白いです。
例えばネギを例にあげてみますと・・・。
一般的に、ネギといえば辛温解表類に属し、体を温めて発汗を促し、風邪を追い出したり、肺を強める働きを持ちます。
この辛温解表成分が最も多いのは、晩秋~冬にかけてのネギです。
この時期の白ネギの部分は、特に辛味が強く、風寒の邪を散じて解表し、体内では陽気を通じるので、腹痛や下痢にも有用とされます。
寒の内のネギは、霜や雪に当たり、甘味がとても増しますね。
すき焼きに最も適したネギは大寒の入り前後です。
甘味により、脾胃を補い、冬を乗り切る体力をつけてくれるのです。
立春を過ぎると、次第にネギは苦味を増してゆきます。
春先は、花粉症や扁桃炎、インフルエンザ等、体の上半身に熱が籠もることによる病気が増えるので、苦味のもので清熱する必要があります。
春にふきのとう、菜の花などの苦味野菜が増えてくるのも、このような理にかなった自然の働きなのですね。
皆さんもハウスものの野菜ではなく、季節の露地物野菜を召し上がって、体調を整えてくださいね。
2012年1月25日水曜日
立春までの養生法
ぎっくり肩(五十肩)を3日で治す
今が年間で最も寒い季節・・・次々と寒波がやってきますね。
この時期、ぎっくり肩(五十肩)を発症する人がとても多いです。
また、一度五十肩になると大変に長引き、半年~1年ほど痛みに苦しんでおられる人も多いです。
何故、こんなによくならないのか?
それは、原因に基づいた治療が行われず、痛み止めや湿布ばかりが処方されているためです。
五十肩は、”老化だから仕方がないよ”と言われることが多いのですが、その老化に対応する治療がなされていないのです。
老化でなくても、体が弱り気血が不足しているところへ、寒さや湿気が侵入すると、ますます骨も筋も栄養されなくなります。
食べ過ぎもいけませんよ!消化にエネルギーがとられて内臓に負担がかかっていると、筋骨への血液は不足してしまいます。
そのような不足の状態がある中で、筋肉労働をしたり、長時間同じ筋を使うこと・・・パソコン、運動、楽器などもそうですね♪それで筋を損傷するのです。
治し方は、傷めた筋を栄養して修復することに尽きます。
食べ過ぎを避けて、腹7分にして、食後に筋肉を使わないようにします。
そして夜中の10時~2時の修復の時間に熟睡していること。
肝腎の罨法後に患部を温め、血流を盛んにして筋へ栄養を運ぶことが大切です。
血流を細めて冷やしてしまう鎮痛剤や、冷湿布は逆効果になり難治性になるので避けてください。
さて、ぎっくり肩をやりましたら、その日のうちに養生を始めることが肝腎です。
3日間、痛みがとれるまで松康泉と龍衣を大量に使います。
そして、ぎっくり肩の奇穴に円皮針を貼って、塞がれた経絡を通します。
こちらに来てくだされば、その方の状態に合わせて円皮針や施灸の箇所をアドバイスしますね。
これで痛みがうんと和らぐので不思議なくらいです。
その後は、肝腎の気血をしっかり補うことが大切です。
これには子羊袋を使います。
そして、経絡養生体操をして、筋骨に気血を巡らします。
★お知らせ★
保健室では、経絡養生体操(90分、3000円の個人指導です)を教えています。
肩が凝る、腰が痛い、膝が痛い、首が凝って眠れない・・・など痛みと不調でお悩みの方は、是非お申し込みください。
30分のカウンセリング後、体操を60分行いますので、お時間に余裕を持ってご予約くださいね。
今が年間で最も寒い季節・・・次々と寒波がやってきますね。
この時期、ぎっくり肩(五十肩)を発症する人がとても多いです。
また、一度五十肩になると大変に長引き、半年~1年ほど痛みに苦しんでおられる人も多いです。
何故、こんなによくならないのか?
それは、原因に基づいた治療が行われず、痛み止めや湿布ばかりが処方されているためです。
五十肩は、”老化だから仕方がないよ”と言われることが多いのですが、その老化に対応する治療がなされていないのです。
老化でなくても、体が弱り気血が不足しているところへ、寒さや湿気が侵入すると、ますます骨も筋も栄養されなくなります。
食べ過ぎもいけませんよ!消化にエネルギーがとられて内臓に負担がかかっていると、筋骨への血液は不足してしまいます。
そのような不足の状態がある中で、筋肉労働をしたり、長時間同じ筋を使うこと・・・パソコン、運動、楽器などもそうですね♪それで筋を損傷するのです。
治し方は、傷めた筋を栄養して修復することに尽きます。
食べ過ぎを避けて、腹7分にして、食後に筋肉を使わないようにします。
そして夜中の10時~2時の修復の時間に熟睡していること。
肝腎の罨法後に患部を温め、血流を盛んにして筋へ栄養を運ぶことが大切です。
血流を細めて冷やしてしまう鎮痛剤や、冷湿布は逆効果になり難治性になるので避けてください。
さて、ぎっくり肩をやりましたら、その日のうちに養生を始めることが肝腎です。
3日間、痛みがとれるまで松康泉と龍衣を大量に使います。
そして、ぎっくり肩の奇穴に円皮針を貼って、塞がれた経絡を通します。
こちらに来てくだされば、その方の状態に合わせて円皮針や施灸の箇所をアドバイスしますね。
これで痛みがうんと和らぐので不思議なくらいです。
その後は、肝腎の気血をしっかり補うことが大切です。
これには子羊袋を使います。
そして、経絡養生体操をして、筋骨に気血を巡らします。
★お知らせ★
保健室では、経絡養生体操(90分、3000円の個人指導です)を教えています。
肩が凝る、腰が痛い、膝が痛い、首が凝って眠れない・・・など痛みと不調でお悩みの方は、是非お申し込みください。
30分のカウンセリング後、体操を60分行いますので、お時間に余裕を持ってご予約くださいね。
2012年1月18日水曜日
大寒からの養生法
寒の内の経絡体操
寒い季節は、手足が縮こまり筋肉が冷えて緊張しています。
外の寒さから内蔵を守るために、骨格筋への血流を制限して内蔵への血流を確保し、五臓の冷えを防いでいるのです。
寒いときは皆さん、首をすくめますよね?
ちょうど亀さんのように首が肩にめり込んでいるために、脳への血流が細くなり、高血圧、めまい、集中力がない、同じ事ばかり堂々巡りで考える、不眠になる、動悸がする・・・などの症状が出やすくなります。
これを解決するためには、首肩だけでなく、手首と足首を十分にほぐすことです。
手首、足首は、首と連動しており、手足首が硬くて四肢の筋肉が縮まっていると、頭への血流も悪くなります。
また、手足の指を十分にほぐすと同様に頭の細部にわたって血液が巡るようになります。
血圧を心配しておられる方、降圧剤を飲んでも血圧が下がらない方は、頑張りすぎやストレス、寝不足により、全身に力が入り、組織の慢性的な栄養不足と、老廃物による汚れと痛みが同時に起こっている状態です。
こうなるとリラックスしたくても、筋肉がしまってきて緩めることができません。
体を緊張から解くためには、揺することです。
手首足首を回す、腰を前後左右に揺らすなどの方法で気持ちよく緩めてゆきましょう。
寒い季節は、手足が縮こまり筋肉が冷えて緊張しています。
外の寒さから内蔵を守るために、骨格筋への血流を制限して内蔵への血流を確保し、五臓の冷えを防いでいるのです。
寒いときは皆さん、首をすくめますよね?
ちょうど亀さんのように首が肩にめり込んでいるために、脳への血流が細くなり、高血圧、めまい、集中力がない、同じ事ばかり堂々巡りで考える、不眠になる、動悸がする・・・などの症状が出やすくなります。
これを解決するためには、首肩だけでなく、手首と足首を十分にほぐすことです。
手首、足首は、首と連動しており、手足首が硬くて四肢の筋肉が縮まっていると、頭への血流も悪くなります。
また、手足の指を十分にほぐすと同様に頭の細部にわたって血液が巡るようになります。
血圧を心配しておられる方、降圧剤を飲んでも血圧が下がらない方は、頑張りすぎやストレス、寝不足により、全身に力が入り、組織の慢性的な栄養不足と、老廃物による汚れと痛みが同時に起こっている状態です。
こうなるとリラックスしたくても、筋肉がしまってきて緩めることができません。
体を緊張から解くためには、揺することです。
手首足首を回す、腰を前後左右に揺らすなどの方法で気持ちよく緩めてゆきましょう。
2012年1月11日水曜日
大寒までの養生法
養生漢方、養生鍼
鍼治療に通い出して、4年目に入ります。
ちょうど45歳を過ぎた頃から、更年期に入ったようで、眩暈やフワフワがあってお世話になったのがきっかけです。
東洋医学は、漢方+鍼灸+薬膳+養生で成り立っており、これらを併せて治療することで驚くほどの効果を得ることができます。
私は毎日漢方薬を続けていますが、体調によって服用するものが違います。
余分なものが体に詰まっていれば、それを解毒したり流したりするもの、体が疲れていれば補う物を服用します。
さらに、その詰まっているもの、足りないものとは何なのか?
そして肝、心、脾、肺、腎のどこの臓に起こっているのかを考えて、服用するものを決めています。
要するに、足りな過ぎず、余りすぎず各臓のバランスがよければ、健康を保つことができます。
そして、体調に合わせて食べるもの、運動の仕方、お手当て法なども行っています。
こちらにお越しになる常連さんの多くが、すでにこれらの方法を身につけられています。
鍼も全く同じで、私は2週間に一度づつ、経絡のバランスを整えていただくために鍼治療に通っています。
特別症状は何もなくても、先生に診ていただくと、背中がボコボコであったり、経絡の流れが滞っていたりするので、症状となって現れる前にそのバランスを整えていただくのです。
先生は、一鍼ごとに脈をみて五臓のバランスを確認され、最後にうまく整ったところで納めの鍼をお腹に打っていただきます。
こうして本格的に悪くなる前に漢方や鍼で整えることを養生漢方、養生鍼といいます。
多くの方は、症状がとれると止めてしまわれるのは、非常に残念なことですね。
養生に関しては金額的な負担も少ないので、是非健康維持のために養生を続けていただきたいです。
鍼治療に通い出して、4年目に入ります。
ちょうど45歳を過ぎた頃から、更年期に入ったようで、眩暈やフワフワがあってお世話になったのがきっかけです。
東洋医学は、漢方+鍼灸+薬膳+養生で成り立っており、これらを併せて治療することで驚くほどの効果を得ることができます。
私は毎日漢方薬を続けていますが、体調によって服用するものが違います。
余分なものが体に詰まっていれば、それを解毒したり流したりするもの、体が疲れていれば補う物を服用します。
さらに、その詰まっているもの、足りないものとは何なのか?
そして肝、心、脾、肺、腎のどこの臓に起こっているのかを考えて、服用するものを決めています。
要するに、足りな過ぎず、余りすぎず各臓のバランスがよければ、健康を保つことができます。
そして、体調に合わせて食べるもの、運動の仕方、お手当て法なども行っています。
こちらにお越しになる常連さんの多くが、すでにこれらの方法を身につけられています。
鍼も全く同じで、私は2週間に一度づつ、経絡のバランスを整えていただくために鍼治療に通っています。
特別症状は何もなくても、先生に診ていただくと、背中がボコボコであったり、経絡の流れが滞っていたりするので、症状となって現れる前にそのバランスを整えていただくのです。
先生は、一鍼ごとに脈をみて五臓のバランスを確認され、最後にうまく整ったところで納めの鍼をお腹に打っていただきます。
こうして本格的に悪くなる前に漢方や鍼で整えることを養生漢方、養生鍼といいます。
多くの方は、症状がとれると止めてしまわれるのは、非常に残念なことですね。
養生に関しては金額的な負担も少ないので、是非健康維持のために養生を続けていただきたいです。
2012年1月5日木曜日
小寒からの養生法 1月8日号
お屠蘇には、邪気を払い、死者を蘇らせる意味があり、屠蘇延命散と言われています。
通常、5~6種類ほどの生薬が合わさっており、酒やみりんに浸して成分を抽出したものを飲みます。
現在市販されている屠蘇散の中身には次のようなものが含まれています。
白朮・・・キク科オケラ又はオオバナオケラの根 利尿、健胃、鎮静作用
山椒・・・山椒の実 健胃、抗菌作用
桔梗・・・桔梗の根 鎮咳、去痰、鎮静、鎮痛作用
肉桂・・・肉桂の樹皮 健胃、発汗、解熱、鎮静、鎮痙作用
防風・・・セリ科防風の根 発汗、解熱、抗炎症作用
胃腸の働きを良くして、血行促進、風邪の予防、解毒の促進等、五臓を補い、無病長寿を願う処方となっています。
食べ過ぎ、飲み過ぎにも良い、お正月ならではのセレモニー酒ですね♪
通常、5~6種類ほどの生薬が合わさっており、酒やみりんに浸して成分を抽出したものを飲みます。
現在市販されている屠蘇散の中身には次のようなものが含まれています。
白朮・・・キク科オケラ又はオオバナオケラの根 利尿、健胃、鎮静作用
山椒・・・山椒の実 健胃、抗菌作用
桔梗・・・桔梗の根 鎮咳、去痰、鎮静、鎮痛作用
肉桂・・・肉桂の樹皮 健胃、発汗、解熱、鎮静、鎮痙作用
防風・・・セリ科防風の根 発汗、解熱、抗炎症作用
胃腸の働きを良くして、血行促進、風邪の予防、解毒の促進等、五臓を補い、無病長寿を願う処方となっています。
食べ過ぎ、飲み過ぎにも良い、お正月ならではのセレモニー酒ですね♪
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